6月末にすべきこと

woman at reception desk showing a calendar to a man

6月も終わりに近づき、第一四半期がまもなく締まります。この時期は、企業や代理店にとって、目の前の業務に追われながらも、本来は確認しておきたい大切なことがいくつも重なる時期です。

担当を任命したが、本人は何から着手すればよいか分からないまま時間が過ぎている、目的や背景を理解しないまま、日常業務に埋もれてしまっているなど、「静かな滞留」が起きやすいのも、この時期の特徴です。6月末は、そうした 「忘れ物」を見つける絶好の機会と思います。

1.振り返りと計画の軌道修正
年度初めに立てた計画は、実際に動き始めてみると、
 〇 想定より進んでいる
 〇 思ったほど着手できていない
 〇 そもそも担当者が動けていない
 〇 計画自体が不要または修正が必要
など、さまざまな差が生じます。6月末は、こうした計画と実態のギャップを丁寧に確認するのに最適です。特に、担当者任命後の初動の遅れは、ここで気づけると、以降の進捗管理が楽になります。

2.内部管理や運用の実態把握をするタイミング
新体制が本当に機能しているかどうかは、3か月ほど経つと見えてきます。
 〇 新任担当者のタスクへの理解度
 〇 業務規定やルールの運用状況
 〇 記録・保管の実態
 〇 自己点検の準備状況
こうした項目は、緊急性は高くないものの、後回しにすると必ずどこかで支障が出る重要な領域です。6月末は、これらを一度棚卸しする良いタイミングです。

3.季節要因:台風・豪雨・暑さ対策の本格化
6月は、気象面でも注意が必要な季節です。
 〇 台風の発生が増える
 〇 豪雨リスクが高まる
 〇 気温と湿度が急上昇する
企業としては、
 〇 BCP(事業継続計画)の確認
 〇 従業員の安全確保
 〇 在宅勤務の切り替え準備
 〇 熱中症対策(法令で義務化された項目の確認)
など、季節特有のリスクへの備えも求められます。特に暑さ対策は、ここ数年で企業の義務が強化されており、「気温が上がってから考える」では遅くなりがちです。

4.「急がないが重要なこと」に向き合う
6月は、繁忙期のような派手さはありませんが、7月以降を安定して迎えるための「整える月」です。
 〇 担当者の理解度の確認
 〇 記録や運用の棚卸し
 〇 ルールや体制の見直し
 〇 災害・暑さへの備え
 〇 計画の軌道修正
こうした取組みは、日常業務の中では後回しになりがちですが、6月末に一度立ち止まることで、組織全体の基礎部分がしっかり整います。それゆえ、経営者やリーダーが担当部署や担当者と対話を行う必要があります。

<まとめ>
6月末は、「忘れ物を見つける」「足元を整える」ための大切な節目です。
 〇 第一四半期の振り返り
 〇 担当者の初動確認
 〇 内部管理の棚卸し
 〇 台風・豪雨・暑さへの備え
 〇 計画の軌道修正
こうした取組みを丁寧に行うことで、7月以降の繁忙期を落ち着いて迎えることができます。今年の6月末も、組織が抱える課題に光を当てる良い機会にしたいものです。

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