7月に入り、夏らしい暑さを感じるようになりました。代理店経営において、夏は損保・生保それぞれに独特の季節性があり、毎年同じような課題が生まれます。その中でも、夏はお客様との接点が質と量の両面で問われる季節です。今回は、夏の代理店経営における接点づくりについて整理してみます。
1.接点が増える損保、減る生保
夏は、生損保でまったく違う動きが出ます。帰省・旅行・渋滞・長距離運転などにより、自動車事故が増えます。海・山・スポーツ・イベントによる傷害・疾病、台風・豪雨による火災保険事故も増えます。事故対応が増えるため、損保は自然に接点が生まれ、代理店の品質が最も問われる季節になります。
一方、生保では、更新がなく、保険料も変わらず、保険金請求も少ないため、お客様から連絡が来ない静かな季節になります。放置すると、生保は 忘れられやすい領域になってしまいます。その結果、生損保の違いが代理店経営のバランスを崩す恐れがあります。
2.生損保一体の接点づくり
夏は、生損保それぞれに接点のつくり方があります。ここを一体で設計することが、代理店経営のポイントです。損保では、
〇 自動車保険の更新案内の前倒し
〇 事故対応の丁寧さ
〇 旅行前の補償確認
〇 台風前の火災・水災の点検
生保では、
〇 家族構成の変化(進学・転職・結婚・離婚)
〇 熱中症・スポーツ・旅行による季節医療リスク
〇 帰省で家族が集まる時期の補償確認
〇 法人の来期計画(福利厚生)の相談
損保の接点で得た情報を生保につなげる。生保の相談で得た家族情報を損保につなげる。この生損保の循環が、夏の代理店経営を安定させます。
3.夏季休暇の時期こそ接点の質が問われる
夏はスタッフが交代で休むため、業務が回りにくくなります。
〇 担当者と連絡が付きにくい
〇 担当者確認で対応が遅れる
〇 生保の案件が後ろ倒しになる
〇 リーダーが現場に出ざるを得ない
ここは生損保共通の課題であり、夏の人員計画は経営者の腕の見せどころです。
4.秋の繁忙期につながる夏の仕込み
秋〜年度末は、生損保ともに繁忙期です。損保は更新契約が集中します。生保は年末調整・家族の集まり・法人決算準備の時期です。つまり、夏に接点を増やすと、秋は「収穫の秋」に繋がります。夏は「お客様との接点を深める仕込み期間」と言えます。
<まとめ>
夏は、損保は事故が増え、生保は接点が減り、人手が薄くなり、更新が集中し、気付くと秋の繁忙期に入ってしまうという、代理店にとってクセの強い季節です。だからこそ、生損保一体で接点をつくる代理店は強いと言えます。夏こそ、お客様との接点を増やし、新たな情報をお伝えしてニーズ喚起を高めることで、
秋の繁忙期に向けた経営の基礎固めにしたいものです。



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