自己点検を学びに変えるコツ

blonde woman showing her index finger

自己点検は、提出書類を埋める作業と誤解されやすいものです。しかし、本来の自己点検は、代理店が自らの業務を見直し、改善し、学習するための大切な仕組みです。自己点検を学習の場に変えることは、代理店の業務品質を高める取組みに大きく貢献します。本日は、自己点検を「組織の学び」に変えるためのポイントを整理してみます。

1.実態を正しく把握する=ファーストステップ
組織が学習する為の出発点は、実態を正しく把握することです。実態を把握するとは、
 〇 実務と回答内容が一致しているか
 〇 ルールを全員が理解しているか
 〇 記録・帳票が実態とズレていないか
ここで重要なのは、良い・悪いではなく、把握できているかどうかです。実態を把握できていない組織は、改善のスタートラインに立てません。これは、自己点検を学習に変えるための最初のステップです。

2.ルール持続性を確認=セカンドステップ
次に必要なのは、ルールそのものではなく、ルールの持続性です。
 〇 ルールが形骸化していないか
 〇 実務とルールが乖離していないか
 〇 ルール通りに運用できる仕組みがあるか
つまり、ルールがあるかではなく、ルールが持続しているかが問われています。ここが整うと、組織は、学習できる土台を築きます。

3.課題を認識する力(=気づく力)が学習を生む
自己点検を組織学習に変えるための核心は、課題を認識する力です。
 〇 実態とルールのズレに気づけるか
 〇 課題を課題として書けているか
 〇 課題の背景を理解できているか
ここで大切なのは、各設問の回答が適切かどうかではないということです。回答が適正であっても、課題を認識できなければ学習は起きません。逆に、回答が不適正であっても、課題を正しく認識できていれば、改善の芽が生まれます。自己点検は、適正と書く作業ではなく、気づく力を育てるプロセスなのです。

4.持続可能な改善策が組織を強くする
課題を認識できたら、次は改善策です。ここで重要なのは、立派な改善策ではなく、持続可能な改善策です。
 〇 顧客本位の業務運営の視点で改善策に問題がないか
 〇 第一線全員が実行できる内容か
 〇 持続可能な仕組みがあるか
 〇 無理のない改善計画か
学習を繰り返すことで、組織に改善サイクルが回り始め、自ずと業務品質が高まり、代理店の価値提供のレベルが向上していきます。そして、もし改善取組みが続かない場合には、課題の精査に立ち返り、持続可能な改善策へ見直すことが大切です。このプロセスが、組織に新たな学習スキルをもたらします。

5.自己点検は、未来のための気づきのツール
自己点検を学習の場に変えるためには、次の視点が欠かせません。
 〇 自社の業務を見直す機会
 〇 ルールの運用実態を確認する機会
 〇 課題に気づく機会
 〇 課題の改善策を考える機会
 〇 持続可能な仕組みを作る機会
つまり、自己点検は、代理店の未来を築くための気づきのツールなのです。保険会社が見ているのは、回答の適切さではなく、お客様の未来を守る持続力があるかどうかです。

<まとめ>
自己点検を組織学習に変えるためのポイントは次の4つです。
 〇 実態を正しく把握できること
 〇 持続可能なルールを運用できること
 〇 自社の課題を認識すること
 〇 持続可能な改善策に見直しができること
自己点検は、未来のための気づきと改善のプロセスです。本日のブログが役に立ったと思う方は、ページ下部の「いいね」ボタンで教えていただけると嬉しいです。 今後のブログ執筆の励みになります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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