ビール半額が品切れ

回転すし大手社のキャンペーンにおいて、連続して顧客の期待を裏切る事象が発生しました。
１．ウニやカニを提供できないと分かっていながら、CMなどでキャンペーンを続けた。消費者庁から再発防止を求める措置命令を6月に受けた。
２．一部の店舗にて、ビール半額キャンペーン期間前にポスター掲示し、顧客から指摘を受けた。加えて同キャンペーン期間中に、複数の店舗で開店直後に品切れを発生させた。

１では、本社は、POSシステムにてネタが足りないことはタイムリーに把握している。事後対応策にキャンペーンの中止対応がなかったのが原因と思われる。事後対応策の仕組みを見直して、キャンペーンの即時中止対応を業務マニュアルに加えて、担当役員と本社各部署へ徹底する必要がある。消費者庁から措置命令を受けているので、経営トップのリーダーシップが求められる。

２では、本社から送付するポスターなど販促品に使用期間を明示して、店舗マネージャーによる期間管理を行うことが、業務フローに漏れていたのが原因と思われる。開店直後の品切れについては、１で述べたとおり、POSシステムにて本社が把握している以上、キャンペーンの即時中止対応を業務マニュアルに入れて、指導徹底することが求められる。

上記のとおり、発生原因を分析して、仕組みで直す改善策を考えてみた。しかし、当該企業は役所から命令を受けた直後に、同じ事象を起こしている。意図的に事象を起こして炎上効果を得たいのか、と疑いたくなるくらい、お粗末な事象でした。