ライブ鑑賞

本日は、私の趣味に関してお話します。4年ぶりにデヴィッド・フォスターのライブを聴きました。デヴィッド・フォスターをご存じない方の為に、少しご説明し、当日のライブの雰囲気をお伝えします。

AOR系の作曲家・プロデューサーとしてグラミー賞を15個受賞しているカナダ人です。代表曲は、Earth Wind&Fireのアフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン、映画Bodyguardでホイットニー・ヒューストンが歌ったテーマ曲、シカゴの素直になれなくて、マイケルジャクソンのアース・ソング、チャカ・カーンのスルー・ザ・ファイヤーなど有名曲が多数あります。カルガリー、アトランタ、ソルトレイクシティの各オリンピックで、公式テーマ曲を作曲・提供しています。

今回は、300名規模のレストランバーで「親密な夜」と題したShow。カルガリーオリンピックのテーマ曲(ウインター・ゲームズ)で始まり、アル・ジャローのモーニン(TV朝日グッド・モーニング主題歌)、セリーヌ・ディオンのパワー・オブ・ラブ、2分でマイケル・ジャクソンの4曲を聴かせるアトラクション、シカゴのヒットメドレーなど、最後のシェリル・リンのゴット・トゥ・ビー・リアルまで、あっという間のひとときでした。

アンコールでは、先日亡くなったオリビア・ニュートンジョンとデュエットしたザ・ベスト・オブ・ミーをワンフレーズ。ミュージックビデオを投影し、若き日のオリビアと一緒にピアノを弾きながら歌っている姿を見ながらオリビアを忍びました。

ナタリー・コールが父ナットキング・コールの声をオーバーダビングさせてデュエットしたアンフォゲッタブルは、デヴィッドの妻、キャサリン・マクフィーが代わりに歌い、投影されたナットキング・コールとデュエット。当時はこんな試みをする人がいなかったので、デヴィッドの発想力に驚きました。

映画セント・エルモズ・ファイヤーのテーマ曲では、アメリカにいるサックスプレイヤーのケニーGからメッセージの後、画像と一緒に演奏する二元中継の演出もありました。

過去は、マイケル・ボルトン、ピーター・セテラ、ベイビーフェイス、Earth Wind&Fireなどゲストで呼び、一緒に演奏するフレンドリーなライブでしたが、今回は奥様、ドラム、男性ボーカルだけ来日させ、ベースとサックスは日本で活躍するミュージシャン。文字通り親密な人で構成・演出されました。

ちなみに、ドラマーはマイケル・ジャクソンのオブ・ザ・ウォールなどのアルバムで叩いているジョン・ロビンソン、男性ヴォーカルは次週来日ライブを行うダーティ・ループスのジョナが参加。ダーティ・ループスは、彼が口説いてデビューさせたスウェーデンのポップロックのバンドです。

とりとめなく書きましたが、40年以上に亘り時代の変化に合わせたLIVEパフォーマンスを魅せるデヴィッドも72歳。5人目の妻、キャサリン・マクフィーとの間に生まれた1歳の息子が成人するまで、パフォーマンスは続くのでしょうか。次回の来日が楽しみです。私も、時代に合わせて自分を変化させて生きていこうと改めて思いました。ありがとう、デヴィッド!

これから東京、横浜、大阪でライブが続き、鑑賞する方々には、ネタバレしてしまい、ごめんなさい。

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