最近気になるリスク

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最近、地震、水災、サイバー攻撃、興行中止、為替ヘッジ、戦争、レピュテーションのリスクが気になります。いずれも、回避や軽減しにくいという共通項があります。こういう話題があった際、自社でどうすべきかを考えた企業は、いざという時に役立ちます。考えるきっかけになれば、幸甚に存じます。

上記リスクは、被害が顕在化、または常態化しつつある、被害の範囲が想定しにくいなどの特徴もあります。こういうリスクに対しては、回避や軽減という対策を講じても、対策費以上に被害が生じる傾向があります。保険加入によるリスク移転を検討しては、いかがでしょうか。

既に加入している企業は、被害額の拡大に備えて付保金額を見直したり、被害の傾向を踏まえて補償内容の見直し・拡充を図ることを検討することをお薦めします。総務担当者に加え、リスクマネジメント所管部署を交え、保険代理店さんに、昨今被害が多いリスク、一旦被害が生じた際に想定外の出費が必要になるリスクなど、自社が気になっている点や経営上の関心事などについて、教えてもらい、保険加入の意義や背景など社内稟議を行うに必要なデータにもなり得ます。即答できないので、事前にメール等で質問を送付しておくと、スムーズです。

また、保険は年々新しい商品や補償が発売されています。興行を中止した際の補償、在宅勤務に関する補償、レピュテーションリスクに対する補償、天候や為替リスク対する補償、アスリートとスポンサー契約に対する補償などもあります。もちろん、保険料が高いなど加入をためらう要素もありますが、検討と判断をしておけば、株主などにも説明責任が果たせるのでは、ないでしょうか。

本日、お伝えしたいのは、保険の更新を早めに進めて、新たなリスクに備える検討を行うことが、コンプライアンス経営に繋がるということです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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