リスクマップ

企業を取り巻くリスクについては、諸説ありますが、一般的には、直面する可能性のあるリスクの洗い出しです。上記は、一般的な評価方法の例です。大まかにリスクを分類して、その一例を通じて、自社が直面しやすいリスクを考えていくことをお薦めします。

例えば、大雪や吹雪を想定すると、交通機関や物流がストップすることは、容易に想像できます。その結果、自社の業務、商品、サービス、社員や社員の家族などに、どのような影響が起こり得るのか、二次災害としては、どんなことが想定できるのか、考えたことがありますか。

大雪で高速や幹線道路上で止まったケースを事前に想定しておけば、被害額なども概ね算定できます。某パン会社は、対応策までマニュアル化にした結果、トラックの商品を周囲の運転手へ提供する発想が生まれ、後日、その行動力が美談として取り上げられるという付加価値まで得ました。

自社が直面する可能性のあるリスクを洗い出しておき、そのリスクの発生頻度と経営に対する影響度を大まかに把握して、事前にリスク対策まで検討しておくと、非常時の時に役立ちます。平時の努力こそが、有事の際に有効に機能するのです。

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