サッカーワールドカップ日本代表の大活躍に、連日連夜に亘り興奮しました。時差の関係で、深夜や早朝のゲームにも関わらず、テレビに釘付けになりました。本日は、仕事を離れて、ワールドカップについて、お話します。
歴代優勝国は、ブラジル、イタリア、ドイツ、ウルグアイ、アルゼンチン、フランス、イングランド、スペインの8か国しかありません。そのうちの2か国と予選であたり、勝利するなど、誰も予測していませんでした。いずれの試合も、相手に先制点を取られ、後半に逆転したので、なおさら興奮しました。
日本チームがこれほど強くなった理由は、海外のプロリーグのチームに所属中か所属経験があるメンバーが8割以上を占め、世界の一流選手に対し、物おじせずにプレイできたからでしょう。
イタリアのセリエA、イギリスのイングランドリーグ、ドイツのブンデスリーガ、スペインの一部リーグ、フランスのリーグ・アンなどでプレイしていれば、ネイマールJr.、メッシ、CR7、モドリッチなどのバロンドール受賞者ともリーグ戦で対戦し、ワールドカップが特別ではなくなるからです。
ドーハの悲劇があった1993年には、ほとんどJリーガーだけで戦ったことを考えれば、世界の一流リーグ経験の差は、大きな違いだと思います。幼少からユースクラブや名門高校に所属して、切磋琢磨して勝ち残り、海外からのオファーを受けるだけの技術や精神を育んできたことに尽きると思います。
それ以上に今の日本チームには、惹きつけられるものがあります。負けない気持ちと諦めないプレイです。相手がどんなに前評判が高くとも、チームの戦略に基づいて、各自の持ち場でチームに貢献するから負けないと考えているのでしょう。
また、ハイプレスと言う、相手陣内でバックパスをしている時にも、ボールを奪いに行く役割を持たせています。簡単にフィールド外で蹴りださなかったり、サイドラインきりぎりを駆け抜けたりする選手を見ると、より応援したくなります。
組織プレイの心の拠り所となるのが、監督やコーチによるコーチングです。海外トップリーグでプレイする選手ばかりなので、プライドが高く、個人の能力も優れています。チームにまとめる為に、監督が求める戦術と各自の役割を理解させ、心理的に安心させるチーム作りが背景にあったと思われます。
日本が強豪国相手にチーム戦術で戦う姿を見ると、アーティスティック・スイミングのような一体感を感じ、一緒に応援したくさせる雰囲気になり、4年後が益々楽しみになりました。本日は、勝手な感想ばかりで、失礼致しました。



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