迷った時は経営理念

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企業の大小を問わず、経営上の課題を解決しようとする際、迷いが生じることがあります。これは、良くないことではなく、迷うほど難しい判断を迫られている好機です。本日は、迷った時にこそ、経営理念に立ち返るという習慣について、お話します。

迷った時というのは、A or Bの択一のケース、落しどころが付かないケース、そもそも解決策になっていないケースなど様々です。経営理念に立ち返る難しさはありますが、経営理念や企業理念には、必ず解決策に対するヒントがあります。そのヒントをどのように捕まえるか、経営者の感性に頼ります。

感性と言ってもヤマ勘ではなく、経営理念という基軸を中心にするというだけです。言い換えると、課題認識を解決する策の中には、「当面の」「今回は」「最良の手段」などの文言に例えられる内容が含まれていることが多いものです。

逆に、経営理念の中には「100年先まで」「ずっと」「永久に」などの文言が含まれています。起業した際、上場した際などを契機に、経営理念を公開するとすれば、成功や社会貢献などを夢見て、そうなりたい姿や立ち位置を考えています。夢の中には、「当面の」「今回は」「最良の手段」などの趣旨は、含まれていないものです。

稀に、経営者の中には、経営理念に基づく判断をしようとしないで、「その時々」「時流に従い」などを判断軸にする方もいます。ただ、現在、良いと言われている企業は、「夢を追い続ける」「きれいごとを尊重する」「良いことだけする」傾向があります。迷った時は、経営理念に立ち返る習慣を持ちましょう。

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