昨晩は、久しぶりにWBCの試合を最初から最後までテレビ観戦しました。興奮冷めやらぬ中、本日は、仕事を離れてWBCについて、お話します。
絶対に負けられない試合なので、ゲンを担いで夕飯はトンカツにしました。最も安定して信頼がおける大谷が先発して試合を作る作戦の日本に対し、最も調子が良い左腕を先発させ、極端な守備シフトを敷いたうえで、抑え投手を早めに投入する作戦のイタリアでした。
日本は初回ノーアウト1塁2塁から点を取れずにイタリアに流れが変わるところ、大谷が2回と3回を3人ずつで抑え、再び流れが変わるのを待ちました。日本の打者は3回までに8つの四球を選ぶクレバーな戦略に加え、大谷が守備シフトの逆を突くセーフティバントで相手のエラーを誘い、次打者の吉田は守備シフトへの内野ゴロでしたが、3塁ランナーを生還させる貴重な先制点が入りました。気落ちした投手に対し、直後の岡本が3ランで追加点。前半戦は、日本の作戦が功を奏しました。
しかし、日本の作戦には落とし穴がありました。投手リレーと投球回数まで定めた通りに進めた為、疲れてきた大谷が5回に捕まり途中降板を余儀なくされました。続く伊藤、今永は順調に抑えましたが、調子が良くないダルビッシュは、1本出れば僅差まで迫られる展開でした。幸い事なきを得ました。9回も大勢が左打者に連続してヒットされましたが、続く右打者が初球を凡打して、日本が勝利しました。
試合を観戦しながら考えたのは、作戦通りに進んだとしても、必ずどこかに落とし穴があるはずなので、常に試合の展開や選手の状況を確認して、臨機応変に作戦を見直すことの大切さでした。加えて、選手自らの状況判断も大事で、局面によっては、有効な作戦として機能すると言うことでした。
トンカツ効果もあり、久しぶりに家族でテレビを3時間以上も見ました。当日朝から、WBCに関わる曲を集めてCDにして、終日聴きながら仕事をしたくらい、力の入った楽しい1日でした。準決勝以降も楽しみにしています。



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