新年度明けは、ハラスメントの始まる季節とも言われています。本日のテーマは、ハラスメントが始まる前提で、注意すべき点について、考えてみます。
多くの企業は新年度が始まり、人事異動や担当役員の変更、新入社員の配属など、人の入れ替わりがあります。今年は、歓迎会や懇親会もあるでしょう。職場環境が変わり、組織イニシアティブを取る人が変わる場合もあり、転入者は組織や人に慣れる為の準備期間です。産休を終えて復職した社員も多い季節です。入れ替わりに、産休を取得予定の社員の情報がオープンになることもあります。加えて、男性の育休取得の事前申請、または上司への打診が始まる季節でもあります。
そういう時こそ、各種ハラスメントが起きやすい環境になると言われています。未然防止策として、いくら担当役員や管理職が、ハラスメントの禁止を訴えても、起きやすい環境であることには、変わりはありません。
むしろ、ハラスメントは一定の確率で起きるかも知れないと割り切り、ハラスメント専用相談窓口の情宣を行ったり、利用促進を訴えたりすることで、会社が把握する時間が早め、軽度なうちに初動が可能な体制を整備することも未然防止策の一つです。従業員が相談できる環境を整える季節です。



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