保険代理店の体制整備17

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好評をいただいている保険代理店の体制整備シリーズです。本日は、上半期の最終月の9月を迎えるにあたり、保険代理店さんが準備すべき体制整備について、お話申し上げます。

上半期が終わる月には、年度計画や中期計画などの進捗確認を行うのが常です。進捗確認と言うと、数値や実施状況など定量的なモノと、前期に比較して何が進化したのか、どういう変革があったのか、自社の取組みによって兆候や兆しが現れたのかなどの定性的なモノの両面で進めることが大切です。

経営トップや株主へ報告するには、定量的な指標の方が説明しやすいことから、定量的な指標で報告することが多いようです。一方、企業風土や文化の醸成や業務改善の取組みなどの事象は、定性的にしか評価できず、進捗確認の段階では、実施状況しか説明できないと、諦めてしまう傾向があります。

お客様からのご意見やご不満などを契機にして、募集品質を高める取組みを実施している場合、ご意見やご不満の件数、その前年比など定量的な部分を把握するのは容易です。大切なのは、ご意見やご不満の中から、どの事象に対して課題認識を持ったか、その事象に対してどういう活動や取組みを行い募集品質向上に努めたのかを記録することで、実施状況を伝えることができます。

実際に、ご意見の中から品質を高める為の改善取組みに繋がったのであれば、その旨を記録して、その取組みの到達点と中間点で把握すべき改善効果について、コメントすれば良いと思われます。進捗が途上であれば、その旨を記録すれば、良いのです。

要すれば、上半期末の段階では、やろうと定めた計画に対し、どういうスタートを切れたのか(スタートできなかったのか)、課題認識に対して、解決するための取組みが適切に行われているか、新たな事象により、新たな課題認識が生じていないかなどをリポートしていくことだと思います。

まだ、その段階には至っていない企業においても、焦る必要はありません。その場合は、計画を修正し、無理して年度内に完了しようとせずに、年度末到達点と到達状況を変更しては、いかがでしょうか。

弊社では、こうした体制整備の取組みに関し、ご相談を承っております。弊社ホームページの「お問合せ」からお入りいただき、何回かのやり取りを始めて、ご相談の機会を設けるところから、始めることになります。ぜひ、ご用命ください。

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