多様化推進ポスター

happy couple buying groceries

首都圏に多店舗展開をしているスーパーが、「従業員の身だしなみ 多様化、始まる。頭髪・ネイル等の基準を大幅に緩和しています。お客様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします」と店頭ポスターに掲示しました。本日は、多様化の推進について、考えてみます。

当初は「金髪の店員がいる」という驚きと、ふさわしくないと言う否定的な意見が多かったようです。しかし、金髪やネイルカラーの店員さんの働きぶり、気の使い方などが高い評価を受け、接客に対するお褒めの言葉とあわせて、身だしなみの多様化に好意的な意見が増えてきたそうです。

当該スーパーは、若い世代を中心に髪色や髪型などのスタイル多様化が進む中、多様性や個性を尊重していくことの必要性を感じ、また多くの外国人材が勤務していること、ダイバーシティ推進と人材活用の観点からも、身だしなみ基準を大きく見直す必要があると判断したそうです。

これは、スーパーのあるべき古い常識や価値観が、社会の非常識になり、自力で社会の常識に変えていった好事例です。好事例になる為には、多様化人材が活躍することが必須要件です。このスーパーは、社内ルールの緩和だけでなく、活躍できるステージの提供、人材育成方針の徹底、社風の醸成、トップメッセージの繰り返しなど、様々な取組みを重ねた結果だと思います。

毎週、実家の父の生活支援の為に、実家近所でこのスーパーにも買い物に行っています。特に、金髪やネイルの店員さんを見かけたことは、ありませんが、次回は、そういう視点を持って、買い物に行きたいと思います。

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