経営者の年末

grayscale photo of man thinking in front of analog wall clock

年末になると、一年の振り返りをしたくなります。経営者や管理職は、どのようにして過ごしているのでしょうか。本日は、経営者が年末になすべきことついて、考えてみます。

年末が年度末であれば、新年度の開始には、経営計画や新年度に求める姿などについて、語る機会が多くなるので、その準備は必要です。自身の役割を時系列順に並べて記載して、整理しておきましょう。また、新年度に各担当役員に付与したタスクが、適切か否かを自己評価すると良いと思います。

年末年始は、休暇期間が入ります。休暇期間を挟んで、遅滞なく事業活動が行われると事業の停滞は避けられます。事業活動の経過報告や、プロジェクトの中間振り返りを求めては、いかがでしょう。但し、説明資料は不要で、口頭報告で十分です。

3月決算の企業は、ラスト3か月間に向けた仕上げ期間に入ります。仕掛案件や年度末に終了する企画、4月開始予定の施策など、タスクにより3月末の迎え方が異なります。各担当役員に対し、残り3か月に対する準備を意識させれば、十分です。

コンプライアンス実施計画は、進捗や経過、新年度に向けた準備などについて、スケジュール感を確認しておくことが、望まれます。これを軽視すると、コンプラは年度初だけの号令などと、比喩されてしまいます。

要すれば、自分自身の立っている位置と周囲の環境を確認すること、担当役員に指示した内容を確認しておくこと、新年度を迎える場合には備えることです。できるだけ部下の手を煩わさずに、振り返りや展望を見る機会にできると良いと思います。経営者の年末は、ご自分の為の時間だと考えると、ご理解いただけると思います。

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