お客様目線

multicolored soccer ball on green field

昨季J1王者・神戸と米プロリーグMLSのマイアミが、サッカープレシーズンマッチを行いました。国立競技場の観客数は、満員の6万8千人の半数以下でした。本日は、お客様目線から、考えてみます。

観客が少なかった理由は、チケット価格と思われます。ゴール裏が10,000~14,000円、バックスタンドが17,000~35,000円、メインスタンドは18,000~45,000円でした。2月17日に同競技場で行われる神戸対川崎の価格(1,650~13,500円)と比較しても、明らかに高額でした。

昨年のWBC東京ドームのチケット価格は、6,500~52,000円でしたが、連日満員でした。各国代表チームと単体チームの違いがありますが、主な価格帯が10,000円以内だったからでしょう。サッカープレシーズンマッチの主な価格帯は12,000~18,000円ですから、WBCより高い設定でした。

ここで、お客様の目線で、スポーツ観戦に行く動機を考えてみます。チームスポーツなら、出場メンバー、試合の位置付け、社会の盛り上がり、遊興費金額、思い入れ等が、チケット購入の動機として、考えられるでしょう。

代表チームと単体チーム、世界大会予選とプレシーズンマッチ、プロ野球とプロサッカー、主な価格帯の違いがありました。これらを積み重ねた結果が、観客数に現れたと思われます。

入場料やグッズ収入などの直接的な収入に加えて、放映権や企業宣伝などの間接咳な収入により、チケット価格は決まりますが、お客様目線で考えると、チケット価格がお客様の来場動機をはるかに上回った気がします。お客様目線で考える必要性について、改めて考えさせられた事象でした。

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