最近、児童や幼児の命を奪う事件の報道に接する機会が、増えているように感じます。特に、親による殺人には、心を痛めています。少子化時代において、貴重な子供達の命を奪う事件を未然に防ぐことについて、考えてみます。
親に対して、見守りやけん制する制度があれば、事件を起こす前に気付けないかと思う次第です。子供がいない世帯、独身者、高齢者などの周囲の方々が、子供を育てる親を見守っていれば、思い止まるきっかけになったかも知れません。
見守ってもらう以上は、インセンティブも必要です。例えば、貴重な情報提供には、一定期間に亘り、税金控除、健康保険負担率軽減、各種行政サービスの特典などのご褒美があれば、通報しようというインセンティブが働くのではないかと思います。
震災などの被害を受けた方の生活支援に対して義援金などの助け合い制度があるように、児童や幼児を見守る助け合い制度も、少子化社会には必要だと思います。
毎日、犬の散歩に出掛ける人達は、街の様子を良く知る機会が多いです。連日、怒鳴り声が聞こえる家を見つけたら、何かリスクがあると考え、通報してもらうことで、行政や警察が安全を確かめることが可能になります。
シングルマザーの数も増えており、必ずしも強い女性ばかりではないはずですから、魔が差すことがあるかも知れません。思い止まらせることが、助け合い制度の主な趣旨です。行政や警察の権限を拡げて、親元へ帰す観点より、命を守る観点での活動を可能にすると良いと思います。
また、短期間の児童ホームステイ制度も、検討しても良いと思います。一定の教育を受け、資格を取得した夫婦が、ホームステイを受けることができる制度です。育児に疲れたら、この制度を活用して、育児休暇期間を作り、育児モチベーションの回復を促すことができれば、良いと思います。
思うままに述べましたが、昨今の児童や幼児の殺人事件は、同情の余地もない悲惨な事件ばかりです。日本人だからできる新しい仕組みを考えたいものです。



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