本日は、今後予想される新しいマネジメントスタイルについて、考えてみます。適切でない事象があることも承知したうえで、何が適切でないのか、考えながら読んでみて下さい。
新しいマネジメントスタイルとは、ツールやアプリなどを活用して、効率的に実態を把握して、不足項目を改善し、人材を育成していくことを機能的に行うマネジメントを指します。いわゆるDXを使って、何とかしていくスタイルです。
生成AIで作成した分析アプリを使い、各種データから事業実態を把握・分析し、改悪してはならない項目、改善すべき項目を導きます。目指す姿や経営理念を事前に生成AIに学習させ、時代の変革要素を反映させます。複数の改善案を生成AIに作成させ、各案の判断根拠を提示させます。
人材育成には、必要な能力と経験、倫理観、折衝能力等の項目について、Chat-GPTにて育成ツールや育成ポイントを調べます。また、育成結果を把握するツールを使い、指示に従って育成機会を供与し、進捗管理していくことで、進めます。
お客様への新規提案や、関係者との折衝にも、生成AIなどを活用して、最善の説明や判断に必要なワードなどを事前に習得しておくことで、効率性と機能性を高めます。
突発的に発生する異常事象には、異常事象マニュアルを整備しておき、マニュアルの考え方に沿って対応します。マニュアルの見直しには、Chat-GPTを活用することで、時勢に遅れないように対策します。
部下の評価や自組織の振り返りには、専用アプリを活用します。面談前には、Chat-GPTに多くの情報を入力して、面談時に求められる項目と質疑応答の準備に備えます。
数年後のマネジメントは、このような類いになるのでしょうか。人の温かみが足りない場合には、AIやChat-GPTに頼り、温かみを演出するのでしょうか。
現実離れしたマネジメントのように見えますが、マネジメントの評価は結果ですから、上記施策を通じて、業績、組織強化、人材育成に好結果が出て、経営理念に適っていれば、否定する理由がないというご意見もあります。
このスタイルは適切ではないかも知れませんが、マニュアルや虎の巻と言われる書物が、アプリやツールに置き換わるだけで、スピードと効率が優先できるならば、良い部分は取り入れて進めることも、間違いではないと思う次第です。



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