令和のマネジメント

laughing businesswoman working in office with laptop

令和の時代は、新たなマネジメントが要求される時代になってきたようです。どのような考え方をすれば良いのでしょうか。本日は、令和のマネジメントについて、考えてみます。

マネジメントとは、組織で成果を上げるために経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効果的に活用し、リスク管理の下、目標やミッションの達成を目指すことです。経営管理と組織運営の範ちゅうになります。

令和の経営管理は、デジタルとアナログの組合せによる管理です。デジタルは、データによる経過・結果に加え、異常値や生成AIによる分析など、数多くの情報を提供してくれます。マネージャーには、情報解析能力、リスク感応度、異常値への初動対応、内外への説明などが、求められます。

アナログは、マネージャー本人だけでなく、組織メンバーや関係者からの報告、お客様、社会からのご不満、ご意見などから入手する情報です。マネージャーには、不定期に入る情報に対し、想像と推測を働かせることが、求められます。

組織運営では、リスク管理と育成が求められます。全てのリスクは排除できないので、軽度な損害や社会の信頼を失わない程度のリスクは定点観測し、包括的に対応します。重度な損害や社会の信頼を失うリスクは、定期的にビジュアル化する仕組みを作り、高リスクと思われる業務や人には、軽減、移転、排除など対策を講じます。

育成では、管理職、従業員、関係者の育成まで求められます。マネージャー自らが高度な知識を持ち、相談を受けて解説できる能力が必要です。特に、デジタルには、活用不得手な人に対し、支援できる能力が必要です。

まとめると、実態から見えてくる課題を探知し解決していく、支援型マネージャーが求められていると思われます。目標やミッションの達成は、経営理念の実現に向けた通過点ですので、あくまでも付加価値です。目標やミッションの達成を起点として考えることなく、課題認識と解決支援を起点に管理していく姿が、望まれます。弊社では、マネージャー育成を支援に関するご相談も承っています。

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