出生率が最低1.20

baby sleeping on white cotton

2023年時点の合計特殊出生率が、前年より0.06ポイント下がり、統計開始以降、最低の1.20まで下がりました。合計特殊出生率とは、一人の女性が一生のうちに子供を産む指標です。本日は、成人した子供を持つ親の目線で考えてみます。

少子化の要因は、経済的な不安定さや仕事と子育ての両立の難しさなど個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡み合っている。いまだ多くの方々には、子供を産み育てたいという希望の実現には至っていないと、官房長官は、コメントしています。

自分が子供の頃は、小さいモノ、例えば赤ちゃん、子犬、子猫などを見ると、「可愛らしい」「大切に育てたい」という気持ちになることを学んだ記憶があります。成人した頃には、子供を授かったら幸せになると思い込んでいる節がありました。

特に、産まれてきた子供の姿を見た時は、何とも言えない気持ちになりました。妻に感謝の気持ちを伝え、医師や看護師さんにも御礼を言ったのを覚えています。その頃は、将来まで経済的に安定できるかなど、考えもしませんでした。子供を授かったことを喜び、育っていく楽しみが家の中にあることを幸せに感じていました。

現在でも、両親のいずれかが、子供を自転車に乗せて、毎朝保育園に連れて行く親御さんを多く見かけます。雨の日でも自転車に乗っているのは、多少危険度が高いなと危惧しますが、今の子育ての形なだと感じています。

多くの自治体で高校までの学費と医療費の無償化が進んでいるので、経済的な不安定さという趣旨が理解できませんでした。また、仕事と子育てが両立できずに放棄してしまう親が増えたという報道も聞きません。親御さん、未婚者、若者、女性、欲しくてもなかなか授からない方々などの気持ちが、理解できないことを残念に思います。

出生率の向上は、令和最大の社会課題です。経済的な不安定さの解決や、仕事と子育てが両立できない環境下になった時の補償を担保する子供費用保険ができれば、この社会課題を解決できないかと、保険会社に対して期待しています。

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