都知事選挙

pink petaled flower

東京都知事選挙が公示され、立候補者による選挙活動が始まりました。ところが、選挙の目的を悪用したり、社会規範に反する行為を行う候補者やその関係者が多いことが、初日から明らかになりました。本日は、都知事選挙について、考えてみます。

都知事1名に対し、56名の立候補がありました。都は、多くとも48名分までしか掲示板を準備していなかった為、対応を迫られました。ところが、同じ候補者の写真が数多く掲示されているでは、ありませんか。報道では、他の候補者から権利を購入したそうです。立候補者が自らの顔を選挙民に披露する権利を売買する行為は、選挙掲示板の目的を悪用し、社会規範に反する行為です。

また、立候補者の代わりに全裸に近い女性の写真を掲載している候補者もありました。自分の家族や子供に見せた時、あるいは小中学校の生徒が見た時、女性が見た時に、嫌がったり不快感を表すと、考えが至らなかったのでしょうか。

この他にも、立候補表明の記者会見にて、立候補の理由や公約は語らずに、現職の悪口と国政に対する悪態をつく候補者も、都知事選挙の目的をはき違えていました。アピールしたい気持ちは理解しますが、飲食店や電車内で大声で話をする外国人観光客と同じになってしまいます。

こうした行為をする人は、供託金300万円を支払えば、選挙期間中は掲示板に広告掲載が可能で、都内各所において、自己主張や宣伝ができることを自分に都合よく解釈したに過ぎません。選挙活動の悪用、政治活動に至らない愚行です。今回の選挙では、東京のシンボルとして高い倫理観を持つ人に投票したいと感じました。

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