先週半ばから日経平均株価は下落していましたが、週明けの月曜は、取引開始から全面安の展開になり、終値は4,451円安となりました。本日は、日経平均株価の暴落について、コメントします。
アメリカで発表された雇用統計が市場予想を下回ったことをきっかけにアメリカの景気が後退するとの懸念が強まり、ニューヨーク市場は株価が大きく値を下げました。国内では、日銀が経済・物価の見通しが実現し、基調的な物価上昇率が上がれば、「政策金利を引き上げて、金融緩和度合いを調整していく」と公表しました。
株取引に詳しい訳ではありませんが、売りが売りを呼んでパニック安になり、少なくとも今週は、底が見えない状況の模様です。1987年のブラックマンデーを超える下げ幅ですから、後からは50年に一度の出来事と呼ばれるかも知れません。
私のような素人は、市場が底値になった頃に新たに株式を購入して、先月末の日経平均株価に戻ったら、売却しようと考えます。実際に試してみると、思うようにはいかないでしょう。
この株式市況は、企業経営状況や企業業務品質の推移によく似ています。これが、企業業績や業務品質の底という場面が掴めないうえに、業績や品質がマックスと感じ取ることもできません。
一方で、ある程度良くない業績や品質の時に思い立ち、状況を把握して改善活動を進めることで、業績や品質が高まってきたと感じることはあるはずです。企業自体を売却するのであれば、その時点が高値の売り時でしょう。
しかし、企業活動は継続性が大切ですから、過去の良くない業績や品質を思い出し、その時代に戻らないように、改善の活動を緩めないこと、実態の中に課題を導き出す活動をすることにより、多少の業績と品質は下がることはあっても、企業としての成長を継続することが可能になります。
そんなことを頭に浮かべながら、下がった株価を見て、自分の損失額を計算するしかできない自分は、成長の兆しがないと感じた次第です。お恥ずかしいことです。



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