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two person doing surgery inside room

個人情報の観点からの批判や、医学の進歩に対する手術動画の必要論を述べたいのでは、ありません。

物事を進める場合に、考えるべきことは、その結果です。自分の想いに対する結果に加えて、相手があれば相手の側から見た結果、世間一般から見た結果や評価を考える習慣を付けましょう。

その為には、どうすれば良いのか。物事を進める際に決定権限者に対して、相手側から見た結果や世間一般から見た結果や評価を伝える仕組みを作ると、どうでしょうか。チェックシートに〇を付けるだけでは、安心できませんから、多くの組織では、新たな仕組みを考える必要があります。

企業の明暗を決めるような、最悪の結果を考えさせる仕組みを作っては、どうでしょうか。その結果が、なぜ起こるのか、どうすれば防げたのか、簡単に書き出して記録しておくことも考えられます。

具体的には、承認した結果や成果に加え、最悪の展開結果、世間からの最悪の評価、想定し得るアクシデント、発生し得る不祥事などを記載する仕組みを導入しては、いかがでしょうか。

実際に事象が発生したら、稟議担当を責めないルールにすることで、心理的安全性を持たせれば、物事を進める際の見方や分析の仕方が変わると思われます。

組織全員が、物事を進める目的や大義に対し、腹落ちしていることも大切です。稟議の過程で、目的や大義について意見交換したり、見直したりする組織は、自ずとチェックシートの役目を果たします。

そういう仕組みを作ることができるリーダーを育成しましょう。

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