報道では、スーパーなどでは、コメ不足が生じているとのことです。昨年の不作が影響、地震臨時情報の発信など様々な要因があるようですが、白米に続き、パックご飯も売切れが続いているようです。本日は、情報発信の大切さについて考えてみます。
本当にコメ不足ならば、牛丼やカレーライスチェーン店、トンカツ屋さんなどが真っ先に悲鳴をあげそうですが、そのような兆候はありません。また、スーパーやコンビニで販売している、チャーハンやチキンライスなどの冷凍食品は、品不足になっていません。
様々な情報や報道がうわさを呼び、過剰な買いだめ現象が起こったように思います。ネットや報道の精度は、一部は高いのかも知れませんが、全体を正しく伝えているかと考えると、今回にように、現実とかい離する現象が生じることがあると理解できます。
情報を発信する際は、発信内容が現実を正しく捉えた内容か、一部は正しいが全体では正しいと言い切れない事象でないか、発信内容に対して発信目的と対象者が適切かを考えることが大切だと感じます。これは、報道に限らず、企業がニュースリリースする場合や、企業内、組織内に発信する際にも、同じことが言えます。
報道や発信内容について、読み誤りや誤解を防ぐには、できるだけ短文にすることです。短文にすると、主語と述語が必ず1対1になり、修飾語や形容詞は最小限になります。その結果、読み手の頭に入りやすく、記憶に残りやすくなります。
ニュースリリース、社内の通達やレターなどを作成する部署は、そういう発想をもって活動すると、業務の品質が高まると思います。短文にするというのは、伝えたい内容を絞り込み、よけいな修飾語や形容詞を削減する効果があります。できるだけ短文で、指示や案内を行うようにすると、良いと思います。



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