ハラスメント基礎知識

group of people on a conference room

ハラスメントとは、職場において、不当に社員等または事業活動と係わりのある人の就業環境を悪化させることを指します。本日は、あらためてハラスメントに関する基礎知識を確認してみます。

職場とは、事務所以外にも、取引先、お客様との接触場所、出張中、移動中、就業時間外の宴会の席や職場懇親会なども含まれます。要すれば、業務時間中か否かを問わず、業務に関わりのある人と接する機会は、全て職場に含まれます。接する機会には、メール、電話、チャット、LINE、ZoomなどのTV会議、社内の掲示板等も含まれます。

対象となる社員等とは、職場を共にする人達、例えば派遣社員や常駐している取引先従業員やインターン中の学生さんなども含まれます。言い換えれば、事業活動中に接するあらゆる人達がハラスメントの対象者になります。

ハラスメントの判断基準は、被害を受けた人が、不快に感じたか否かです。したがって判定基準は流動的で、相手の許容範囲によると考えられます。指示命令だからハラスメントではない、この程度ならコミュニケーションの範囲内と考えていても、相手が不快に感じてしまえば、ハラスメントになり得るということです。

ハラスメントが起こる機会については、業務上の地位や権限を利用して不当な要求をした時、ハラスメントの言動により職場などの環境を害する時などです。環境を害する行為の中には、許容範囲を拡げる言動も含まれます。

ハラスメントを起こさない為には、自分の価値観だけで判断しない、業務上の範囲を拡大解釈しない、ダメージある強い言葉を使わない、常に周囲の受け取り方を優先して考えることが、大切です。上司、部下に限らず、先輩後輩や同僚においても、同じです。

そこで、一つ問題が起こります。社内における独身者同士の恋愛に支障が生じることがあります。相手から好意を持たれていると思っても、ハラスメントが怖くて親しくなれない、恋愛感情を抱けないことが、想定できます。恋愛関係に発展した後も注意が必要で、関係を解消する際には、ハラスメントの訴えを受ける可能性もあるからです。怖い世の中だなと感じる独身者も、多くいると思われます。

本日は、簡単にハラスメントの基礎知識をリマインドしてみました。研修などの機会では、もう少し実例を多く開示しながら、一緒に考えてみる機会があると、理解が進むと思われます。判断基準が社会の変化に講じて変わる以上、一度研修したから大丈夫というものではないということは、お分かりいただけると存じます。

企業や団体においては、男女、年齢、趣向、取り巻く環境など、人により考え方や常識が異なる事象の数だけ、ハラスメントの種類があります。難しい課題であると認識し、経営理念を実現する為の支障となる事象であると考えておく必要があります。

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