選挙への心構え

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衆議院を解散して、近く総選挙が行われるそうです。争点は、新内閣の信任可否に加えて、裏金問題の対応結果の評価、不正行為を行った議員に対する評価でしょうか。本日は、選挙への心構えについて、コメントします。

上記争点のうち、新政府への信任可否というのは、より良い日本にする為のレベルの高い争点です。一方、残りの二つは、法令違反を下回った事象に対する最低レベルの争点です。なぜ、国民が行う選挙なのに、法令レベル以下の事象を争点にしなければならないのでしょうか。

恐らく、議員同士、政党や政府の力では、自浄作用が働かない、もしくは国民が求めるレベルに至らないからでしょうか。その為に必要な法律を作り、日本の政治力を高めていくべき立法府が、その能力を発揮できていないからではないかと推察します。

このように、立法府や国会議員のレベルが至らないことにより、我々選挙民が、法令違反以下のレベルを選挙結果で判定することになっています。選挙への心構えとしては、そのレベルの判断は、警察や検察、議会や政党に任せて、新内閣の信任可否レベルの選挙にしたいものです。とは言っても、今回の内閣は、新任から間もない為、新任可否を判断するには、至らないと考えます。まして、内閣の過半数は初入閣ですから、それを良いとかダメと言うのもおかしな話です。

今回の選挙を迎えるにあたり、心構えとしては、社会が求める候補者を自分の眼で見極めて投票するということになるでしょう。議員が不正や不適切な行動を至った場合には、その責任を議員本人に判断させることなく、法令または第三者による中立機関が、法令と社会規範を基準に判断する制度を作ると、訴える候補者がいれば、選びやすいのですが、期待は薄いかも知れません。いずれにしても、選挙権は国民の義務ですから、投票しようと思います。

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