関東各地で、強盗事件が多数発生しています。SNS広告で高額バイトを募り、秘匿性の高いアプリを通じて個人情報を収集し、集合時に仕事が強盗であると伝え、後戻りできない環境を作って実行させる手口です。本日は、強盗犯にされない為に必要な知識について、考えてみます。
この手の事件は、実行せざるを得ない環境を作る仕組みが、ポイントです。実行せざるを得ない環境とは、実行犯が弱みと感じることです。過去の実行犯の人的傾向は、無職、学生もしくは副業者、SNSでバイトを検索する、労働当日に賃金が欲しい事情であり、実行犯が共通して持つ弱みは、SNS知識と社会常識に乏しいことです。とすれば、まず実行犯にされない為の対策は、SNS知識と社会常識を習得することではないでしょうか。習得が必要と思われる項目を抽出してみました。
1.SNS知識
〇 SNSで検索する際は、必ず「バイト 求人」とし、他の言葉は入れない。
〇 バイト先企業名を提示しない求人は、闇バイトなので候補から排除する。
〇 SNSでバイトを探す際は、信頼性の高い求人会社以外は開かない。
〇 SNS画面を作成する人の中には、悪いことを企む人や組織が多い。
〇 特定のアプリを使う求人は、怪しい仕事。怪しいは100%犯罪。
2.社会常識
〇 日払い高額は、募集した人の品質が保証されないので、企業は使わない。
〇 事前面接があり、履歴書の提出を求められるのが常識、それ以外は怪しい。
〇 これ良いなと思う求人には、必ずワナがある。
〇 即時払い等の良い条件の求人がある場合は、家族か知人に相談して決める。
〇 危険な兆候がないか、考えながら探さないと、多くの人は騙される。
〇 良い仕事、良い条件のバイトは、ネットには掲載しない。
上記のような研修を行うとすれば、副業を認めている企業やハローワークが実施することが望ましいかも知れません。ネット上で求人検索をした場合には、このような知識を習得する画面を表示させるなど、ネット運営企業が、販売防止と社会貢献を目的に実施することが、効果が高いと思われます。



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