年賀状

letter tiles beside mandarins

年末年始は、年賀状の季節でした。しかし、今年は年賀状じまいをするというお話をよく聞きます。本日は、年賀状について、コメントします。

そもそも年賀状は、その年に会えなかった人や親族・知人に対して、新年の挨拶の代わりとして発送していました。また、法人需要では、取引先等への新年あいさつの代わりとして重宝していました。

今年は、郵便料金の改定に伴い、これを機に年賀状じまいをする企業が増えているそうです。一般的な企業の取引先には、年始の業務を始めるにあたり、自社担当からメール等でご挨拶をしています。中には、年始挨拶訪問を行う先にも年賀状を発送しています。これは明らかにツーマッチな対応ですが、止める理由が見つからなかったのが本音ではないかと思われます。

個人では、定年退職や年金生活へ変わる年に、その旨を記載して年賀状じまいを行うケースが多いようです。ただ、個人の場合には、SNSを通じて連絡が可能であれば、その旨を記載して、相手が感じる違和感を最小限に留めることが多いそうです。

年賀状じまいに加えて、実家じまい、墓じまいなど「〇〇じまい」という言葉を聞くようになりました。これらは、少子化・高齢化社会の訪れにも関係していると感じています。企業の事業活動は、次の世代を育成していくことで成り立ちますが、「〇〇じまい」は事業活動を整理して効率化へ進むケースや、新しい事業活動へ変えていく原動力として、使われる用語になるのではないでしょうか。

コメント