有名人やスターが異性に対して不適切な行為に至ったたぐいの報道が、多いと感じます。昔は、所属する企業などがマスコミに圧力をかけたり、男女間のトラブルなら金銭解決していたのかも知れません。本日は、ステイタスのある方々が持つべき異性対応について、考えてみます。
プロスポーツチームのキャプテンが、高級飲食業勤務の異性と1年近く不倫関係にある旨、週刊誌が報道しました。1か月が経過した後も、本人やチームから公式発言はありません。鉄壁の守備力を誇り家庭生活の円満さをアピールしてきただけに、このエラー対応でファンの信頼を失い、ダブルエラーを招きかねないピンチです。
冠番組を複数抱えるスターが、異性に対して高額な賠償金を支払った旨、報道がありました。幾つかの収録済み番組は放映されなくなったそうです。異性に賠償金を支払って解決したということは、支払わなかったら被害者との間で解決できない、被害届を出されて起訴される可能性がある等が考えられそうです。テレビで見ない日はないほどのスターが、突然に出演しなくなる異常事象も、事象の深さを感じさせます。
著名人やスターの皆様は、適正な言動や異性との関係に関する知識は、どうやって身に付けているのでしょうか。スターや著名になる段階において、研修所などに通いプライベートに至るまであるべき姿について教育を受けているのであれば、たとえ事件を起こすスターがいたとしても、それは本人の能力と資質の問題なので、心配には及びません。
しかし、そういう機会がなく、スター性や高い技術やキャプテンシーで上り詰めてしまうと、一旦ステイタスを得た人は、なかなか指導を受けたがらない、受けても身に付かない、受講内容を真に理解できないなどの「自分リスク」を作り出してしまうと思われます。
ひと昔前は、一定のステイタスを得る人は、必ず下積み時代があり、一般人より苦労を重ねていましたが、現代は違います。若いうちに短期間でトップまで上り詰めて成功していく時代です。企業人ですら、経営陣の若返りなどの理由で、飛び越したポストに就くことも多くなってきました。
それだけに、企業なりチームなりに所属している場合は、自分磨きと並行してコンプラマインドの習得の為、外部講師などから体系的に受講することが望ましい時代になりました。
弊社においても、そういう人たちに対して、どんな体系でコンプラマインドを習得いただけるかを考えて準備しておく時代になったと思います。本年前半では、少し時間をかけて、体系的に学ぶ仕組みを検討してみようと思います。
最後に一言。「キャプテン!しっかりしろ。当事者間にある課題を解決し、ファンへの謝罪と説明責任を果たして下さい。少し遅れても構わないから、解決後にチームに合流して下さい。」



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