代理店の業務品質を高める

a realtor presenting a blueprint

以前に、業務品質を高めるには、募集業務フローの統一が第一と、ご説明しました。業務品質を統一できないと、現時点の自社品質が定まらないからです。本日は、保険代理店の業務品質を高めることについて、簡単にご説明してみます。

募集品質を統一するには、全ての募集人が下記項目を満たすことと考えます。
 意向把握・確認と情報提供の業務プロセスが高いレベルにある
 意向把握・確認と情報提供の記録と同意記録がある
 重要事項説明を漏れなく行った記録がある
 比較推奨販売の説明記録がある
 補償重複を防止する説明の記録がある
特殊な契約(団体・団体扱等の集団契約、フリート・高齢者等)には、必要な記録があることも求められます。

上記に加えて、業務品質を高めるとは、お客様に対して代理店としての魅力を提供する取組みを行うことです。代理店としての魅力とは、そのテーマなら時間を作ってでも会って話を聞きたい、自宅で配偶者と一緒に知りたい、代理店オフィスへ出向いても知りたいと思わせることです。

例えば、地震が多いという話から、大きな揺れの時に被害を最小限にする家具の固定などの事前対策や、避難する際の決め事など、代理店だからできるお客様へのご支援なのに、ほとんどの代理店はしません。

自転車や電動キックボードとの衝突事故が増えている話から入り、衝突事故の形態や衝突の避け方、安全運転のヒントなども、代理店しかできない情報提供であり、あんしんと安全に寄与するテーマなのに、ほとんど行われていません。

上記の事例を全ての募集人が、新規や更新の際に、画面やペーパーを使って説明し、お客様をお守りするテーマを提供できれば、自ずと顧客が募集人と面談するようになり、募集人としての魅力が高まり、代理店全体の業務品質を高めます。この辺りの説明手法やお客様が興味を持つヒントなどは、自社内で共有して、より高いレベルの独自サービスとして展開することが望ましいです。

これらの業務品質は、講師からの一方的な研修では身に付きません。代理店ごとに定めた経営理念を実現する為に、代理店だから提供できる魅力をお客様に全員にご支援するのです。本日は、簡単に事例を挙げてご説明しましたが、ご要望があれば、シリーズで、もしくは個別にご説明したいと思います。

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