先日、高校のクラスメイトが有志で集まる懇親会がありました。概ね10年ぶりくらいの再会でしたので、現在の生活や興味のあることなどについて、語り合いました。本日は、その会で気づいたシニア世代の転身について、コメントします。
驚いたことに、参加者7名のうち、卒業以来同じ職業で再雇用に就いている人は、ゼロでした。他業種へ転職、NPO起業、前職を生かした起業、教授へ転職、過疎地医療へ転職、臨時教員へ転職、還暦を機に1年間休暇して旅行中と様々です。
皆に話を聞く限り、シニアが近くなるほど、新たな出会いや自分の能力開発を求める傾向があるようです。踏み出すきっかけは、人それぞれですが、旧友に誘われる、資格取得、ご家族の転機、介護など、機会はたくさんあるようです。
統計上、8割近くの方は、同一企業で再雇用勤務をしています。同じ会社でも働き方が変わることで、自由な時間や人との繋がりの機会を創出する人もいれば、自分の働き先を変えて、新たなチャレンジを始める人もいます。シニア向け教科書が発行できるほど十人十色です。
働き方の改革の主役は、新卒社員が求める姿ばかりではありません。シニアは、大きな成果や対価を求めませんが、有意義な生活に必要な時間と、自分の能力を生かした仕事を選ぶことが幸せに繋がり、生き生きと過ごすになると感じました。



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