評価制度やKPIをどう活用するか

women presenting during a meeting

夏休みが明けて、少しリフレッシュされた頃でしょうか。 今回は、「評価制度やKPIを、スタッフのモチベーションやチーム力向上にどうつなげるか」について、現場目線で考えてみたいと思います。

<制度は“行動を支える仕組み”であるべき>
評価制度やKPIは、スタッフの行動を支える仕組みであり、チームの力を引き出す土台であるべきです。 ただし、それを実現するためには、スタッフ自身が「自分の仕事の意味」を実感できる制度設計が不可欠です。 つまり、モチベーションアップにつながる評価制度の工夫が必要です。

<モチベーションにつながる評価制度の工夫>
スタッフが「評価されている」と感じるだけでなく、「自分の仕事が誰かの役に立っている」と実感できる制度が、行動の支えになります。
 〇 顧客の声(アンケート・感謝の言葉など)を評価に反映する
 〇 成果だけでなく、行動や姿勢も評価対象にする
 〇 改善提案やチーム貢献を評価項目に加える
 〇 定期面談で“評価の背景”を言語化して伝える
 〇 評価結果を“次の目標”につなげるフィードバックを行う
こうした工夫により、評価制度は「査定」から、「応援」に変わります。

<会社全体のKPIを、チーム力向上にどうつなげるか>
KPIは、会社全体の方向性を示す“共通言語”です。 そのKPIを、チーム内のモチベーションや協力体制の向上にどうつなげるかが、現場運営の鍵になります。
 〇 KPIの背景や目的を、チーム内で共有・言語化する
 〇 KPI達成に向けた“役割分担”と“協力の仕組み”を設ける
 〇 KPI達成事例を共有し、成功体験をチームで称える
 〇 KPI未達成の時は“原因分析”と“改善策”をチームで考える
 〇 KPIを“自分たちの仕事の意味”に結びつける対話を重ねる
KPIは、個人間の競争ではなく、チームの成長を支える“共通の目標”として活用すべきです。

<まとめ>
評価制度やKPIは、使い方次第で“管理の道具”にも“成長のエンジン”にもなります。 スタッフが「自分の仕事が誰かの信頼につながっている」と実感できる制度こそが、代理店の文化を育て、チーム力を高める鍵になります。

次回は、こうした制度や仕組みを、代理店のブランド力や採用力にどうつなげるかについて考えてみたいと思います。 本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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