高く評価される自己点検のポイント

wooden blocks spelling check with checkmark

4月は、代理店が自己点検に取り組む時期です。自己点検は単なるチェック作業ではなく、代理店の品質や管理体制を見える化する重要な機会です。しかし、多くの代理店は「適正・適切」に丸をつけるだけで終わってしまい、評価につながる、書き方やエビデンスの準備が十分ではありません。今日は、高く評価される自己点検のポイントを整理してみます。

1.設問の3つの領域
自己点検の設問は、多岐にわたりますが、大きく分けると次の3つです。
 〇 法令遵守系:適正に、遵守しているか?
 〇 募集関連:適切に対応しているか? 正しく取り付けているか?
 〇 管理体制系:仕組みがあるか? 教育・記録が整っているか?
回答方式は、適正・適切/要改善/不適正・不適切の3択です。多くの設問は「適正・適切」に丸をつけることになりますが、評価は丸では決まりません。

2.高評価のカギは回答欄の書き方
自己点検の回答欄には、次のような記述欄があります。
 〇 日常業務での取組み・好取組の事例
 〇 要改善の場合の改善内容と完了予定
 〇 前年度のフィードバック内容(会社による)
この記述欄を空欄のままにしてしまう代理店が多いのですが、実はここが評価の分かれ目です。なぜ、記述が重要なのでしょうか。それは、
 〇 記述があるだけで「実態がある」と判断される
 〇 書かれていないと「本当にやっているのか?」と疑われる
 〇 評価は、適正の数ではなく、記述で決まる
つまり、「適正」に丸をつけるだけでは評価は上がらないということです。

3.最大のポイントはエビデンス
自己点検で最も評価が上がるのは、取組みの証拠(エビデンス)を提示できるかどうかです。
<エビデンスの例>
 会議資料、研修実施記録、チェックリスト、顧客対応フロー、
 手続きミスの改善報告、お客様の声の管理表、ルール文書・改定履歴
エビデンスの形式は、書面、ファイル、会議資料のいずれも可です。
<エビデンスが重要な理由>
 〇 「やっています」だけでは評価されない
 〇 やっている証拠があると真実味があり、評価が跳ね上がる
 〇 実効性まで求められている訳ではない
全設問に対してエビデンスが必要な訳では、ありません。1つでも多く提示することが重要です。エビデンスがあるだけで、説得力が大きく変わります。

4.前年度の指摘と改善は必須
最も評価される項目が、「前年度の指摘に対して、どのように改善したか」です。
 〇 前年度指摘事項の洗い出し
 〇 改善取組みの内容と完了時期
 〇 未改善の場合は、今年の取組みに組み込む
改善できれば、その旨を記載し、未改善の場合には今年度の取組みに組み込むことで、高い評価を得ます。改善取組みの中で、新たな課題を見つけた場合には、その旨を記載しておきます。こうすることで、更なる高評価を得ます。

5.高く評価される3つのポイント
最後に、今日の内容を3つに整理します。
① 回答欄に具体的な取組みを書く:適正に〇を付けただけでは評価されない
② エビデンスを1つでも多く添える:証拠があるだけで評価が上がる
③ 前年度の指摘と改善取組みが必須:改善取組みは評価に直結する

<まとめ>
自己点検は、書き方で評価が変わります。
 〇 自己点検は代理店の品質を示すプレゼン資料
 〇 回答欄の記述とエビデンスが評価を決める
 〇 全ての設問でなくてもよい。できるところから始める
 〇 見える化された取組みは、評価制度でも大きな強みになる
次回は、「各設問に対する自己点検の進め方」として、現状把握、実態評価、課題整理、解決策の立て方、実行と記録の作り方の5つを体系的に整理していきたいと思います。更に詳しく知りたい方は、本ホームページ上段にある「お問合せ」をクリックして、お問合せ下さい。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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