昨日、少し飲み過ぎてしまい、今朝は頭がぼんやりしています。判断力も集中力も、いつものようには働きません。しかし、この“コンディション不良”は、誰にでも起きることです。人は弱い。だからこそ、仕組みが必要なのだと思います。これは個人だけでなく、組織にもそのまま当てはまります。
1.人はコンディションに左右される
飲み過ぎ、寝不足、ストレス、焦り、プレッシャー。こうした要因で、私たちの判断力は簡単に揺らぎます。うっかりミス、思い込み、勘違い、「まあ大丈夫だろう」という油断などです。これらは、誰にでも起こり得る“人間の仕様”です。どれだけ真面目な人でも、コンディションが悪い日は判断が鈍ります。弱さを前提にしないと、リスク管理は成り立ちません。
2.組織が抱える“弱さ”
人の弱さが集まれば、組織の弱さになります。忙しさ、人手不足、情報の行き違い、思い込みによる判断、「言わなくても分かるだろう」という期待などが弱さの典型的な事例です。こうした“組織のコンディション不良”は、ミスやトラブルの温床に成りかねません。常にベストコンディションであるとは限らないという認識を持つとリスクに対する感度が高まります。それゆえ、この弱さを補う仕組みが必要になります。
3.弱さを前提にした「ミス防止の仕組み」
① 判断を仕組みで支える
チェックリスト、ダブルチェック体制、手順書、重要事項の確認プロセスなどの仕組みは、人の判断力が落ちても、事業活動を支えてくれます。
② 情報共有の“抜け”を防ぐ
口頭だけに頼らない、記録を残す、共有のタイミングを決めるなどの仕組みは、「伝えたつもり」「聞いたつもり」という“つもりミス”を防ぎます。
③ 忙しい時ほど仕組みが効く
忙しい時は、判断が雑になりがちです。そんな時こそ、仕組みが“最低限の品質”を守ってくれます。仕組みは、優秀な人のためではなく、コンディションが悪い日の自分を守るために存在します。
4.弱さを責めずに、弱さを支える
人は弱い。組織も弱い。これは避けられない事実です。だからこそ、弱さを責めるのではなく、弱さを支える仕組みと文化が必要です。飲み過ぎた翌朝の自分を笑いながら、「弱さを前提にした仕組みづくり」の大切さを、改めて実感しました。
<まとめ>
人はコンディションに左右されます。組織も同じように揺らぐことがあります。だからこそ、仕組みで弱さを補う必要があります。弱さを前提にした組織は、むしろ強くなる可能性を秘めています。今日のコンディション不良も、良い学びになりました。読者の皆さまの組織でも、弱さを前提にした仕組みづくりが進んでいるか── ぜひ一度、見直していただければと思います。



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