保険代理店さんの体制整備に関するお問い合わせ数が増えてきたので、ケースを挙げて、少しずつご説明して参ります。今回は、保険商品の説明誤りによる付保内容の相違について、ご説明します。
説明誤りによる付保内容の相違は、募集人の勘違いや思い込み、お客様が誤解する言葉を使用した、当初意向と相違したことに気づかなかった、加入要否の判断材料の不足、各ステップは適切だが契約する商品を誤った、特約付帯を漏らしたなどの要因で発生することが多いです。
保険代理店さんの多くは、募集人の能力や教育の問題が真因にあると考えているようですが、真因は別の所にあります。真因を正しく把握できない原因は、「当該募集人だけが説明誤りを起こした」と認識しているからのようです。
真因を探すには、「なぜ?」を数回繰り返して掘り下げる手法と、自社の募集フロー(社内ルール)と実際の募集行為との差から掘り下げる手法があります。いずれの手法も、体制の整備に繋げなければ意味がありません。
体制整備は、お客様に対して適切な募集ができなかった事例を基に、法人全体で改善活動を行う仕組みです。社内ルール通りにできなかったなら、社内ルールの見直しや、募集時に目にするツールなどに注意喚起文言を追加するなどの改善活動を行い、都度見直していくことです。
当センターでは、このように具体的なケースに基づき、保険代理店さんの体制整備の進め方に関するご支援ができます。業法の趣旨のご理解を深めることに加え、具体的な改善サイクルを作り出して進めていく推進力が強い代理店さんになれるようにご支援していきます。



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