企業においては、年度コンプライアンス実施計画に基づき、従業員向けのコンプライアンス研修を実施しています。本日は、弊社がご支援できる企業のコンプライアンス研修について、ご説明します。
一般的に、研修は階層別に行われることが多く、役員・管理職、従業員、スタッフなどに分かれて行います。これは、各階層に求められる社内外での役割や、社会との接触度合が異なるからです。
役員・管理職向けには、リスク感応度を高める研修やレピュテーション・リスクに伴う企業価値の毀損など、企業全体に亘るリスクを理解すると共に、常に社会から見られていることも意識していただきます。また、不正行為が起こる3要素、社内で起こる異常事象、発見時の初動などについて、解説することもあります。
従業員向けには、法令違反、社内規程違反、社会規範に反する行為の区分を具体的な事例をもとに、身を守る為に必要なモラルのレベルについて、ご説明します。最近の報道を賑わす不祥事の事例などを通じて、未然に防ぐ仕組みや適正な業務の確認の重要性などに触れることもあります。
スタッフ向けには、各社のご事情を踏まえて、必要な知識、早期発見が役割であること、上司や従業員への相談体制、社内外へのホットラインなどへの通報制度を使うことに対するハードルを下げるように、ご説明いたします。
一方的な座学研修では、腹落ちしないことが多いので、時間に余裕があれば、ご提供するテーマをもとに、皆様に意見交換していただき、想いを口に出してもらって、共有することで、理解度を高める手法で進めることもできます。
弊社では、このような企業コンプライアンス研修の講師も承っています。担当窓口の皆様と、何回かお打合せを行い、貴社で起きている気になる事象、リスクの優先順位、早期発見策、発生原因の分析、再発防止策などについて、意見交換しながら、研修テーマや内容を決めていきます。ご興味があれば、本ホームページのお問合せより、ご相談下さい。



コメント