ノーベル生理学医学賞が、カタリン・カリコ博士とドリュー・ワイスマン教授に決定しました。mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの開発に貢献したことが理由です。本日は、この受賞について、感じたことをお話します。
先月末に、mRNAワクチンの予防接種を行いました。ノーベル賞の受賞内容が、これほど身近に感じたことは、ありませんでした。この基礎研究が多くの人々の命を救ったことが、伝わりました。
受賞会見におけるカリコ博士の発言も、研究者らしい発言でした。「賞や単なる製品開発のためだけに研究しているわけではない」「自分がやっていることを楽しめないなら、やるべきではない。でも問題解決が好きなら、科学が向いている」
また、カリコ博士は、ドイツのビオンテック社の副社長を務めています。ビオンテック社は、mRNAワクチンの製造販売を行う企業で、各国にワクチンを提供しており、日本にも1億2千万人分を提供しているようです。
日本においても、こういう基礎研究を継続的に行う研究者が増えていけば、いつかは多くの人の為になる開発ができるようになると、思いました。その為には、国家が予算を配分しなければなりませんが、その辺りは、このニュースに対する受け止め方次第と、感じた次第です。



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