プロ野球公式戦が始まり、応援している球団の本拠地開幕戦を観戦しました。両球団共に先発投手は、技巧派投手。1点差勝負の展開になることは、明らかでした。本日は、観戦を通じて感じたことについて、コメントします。
我が球団2回の攻撃は、ノーアウトで内野強襲ヒットが2本続き、チャンスの場面。昨年なら普通に打たせて点が入らなかったところ、今年はバントを選択。見事なバントで本人もセーフとなり、ノーアウト満塁。次の打者が、内野ゴロと犠牲フライで挙げた2点が決勝点となりました。
野球は、過去の成績や打者の適性に応じて、打順を組みます。打順と言うのは、チームでの役割を表します。監督や作戦コーチは、与えた役割に沿って指示を出し、最小のリスクで最大の得点挙げて試合に勝つことを求められています。
前述した攻撃は、5番6番がヒット、7番は送りバント、8番と9番が進塁打と犠牲フライという役割通りの仕事をし、得点が入りました。もし、昨年と同じように下位打線にも好きなように打たせていたら、得点は入らなかったでしょう。
野球に限らず、組織に所属する人には、それぞれ役割があります。その役割を通じて結果を出し続けると、少しずつ新しい役割を付与されます。その中で期待に応えたり成長が見えると、新しい役割を任命される可能性が出てきます。
「あの人は、成功しやすい役割を与えられている」「自分には、追加業務ばかりが与えられて損をしている」「職場内で不平等が生じている」などという言葉を聞くことがあります。
これは、受け手に対する説明が足りないことから、与えられた役割を理解できない現象です。成功しやすい役割を与えたのではなく、能力やモチベーションに見合った役割を与えたのです。追加業務ばかり与えられたのは、能力やモチベーションを向上させる為にストイックな環境を与えて成長を促したのです。
企業やチームなどの組織の中では、扱いは平等、機会は不平等です。機会は成長の機会ですから、全員が同じように成長しないことから、不平等にならざるを得ません。こういうことを所属する選手やメンバーへ説明することが、不協和音を生じさせない環境をつくることに通じていくと思われます。
本拠地開幕戦は、過去3年連続で負けでしたが、久しぶりに勝ちゲームに酔いしれました。盛り上げてくれたクレージーケンバンドの横山剣さん、オードリーの春日さん、本当にありがとう。楽しく過ごせました。



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