従業員が陥る落とし穴

group of women standing near desk

前回は、管理職編を取り上げました。本日は従業員編です。組織の最前線で日々業務を担う従業員は、企業の信頼を直接支える存在です。しかし、従業員もまた、いくつかの「落とし穴」に陥りやすいことがあります。本日は、代表的な例をご紹介します。

1.「小さな不正なら大丈夫」という油断の落とし穴
「少しくらい数字を調整しても問題ない」「この程度なら許されるだろう」と軽視した行為が、後に大きな不祥事へとつながります。小さな不正は積み重なり、組織全体の信用を失う原因となります。

2.沈黙の同調圧力の落とし穴
問題を見ても「言わない方が安全」と考え、沈黙を選ぶ従業員は少なくありません。周囲の空気に合わせて声を上げないことが、組織の腐敗を進める温床になります。心理的安全性の低い職場では、この落とし穴が特に深刻です。

3.SNSの軽率な発信の落とし穴
個人のSNS投稿が企業全体の信用を損なうケースが増えています。軽い気持ちでの発言や写真が炎上し、会社のブランドに大きな影響を与えることもあります。従業員一人ひとりが「自分の発信は会社の信頼に直結する」と意識する必要があります。

4.ルール形骸化の落とし穴
「決まりだから守る」と形式的に従うだけでは、コンプライアンスの本質を理解できません。背景にある倫理や信頼の意味を理解しないままでは、ルールは形骸化し、組織文化の弱体化につながります。

<従業員への問いかけ>
 〇 「この程度なら」と軽視していませんか?
 〇 問題を見ても沈黙していませんか?
 〇 SNSでの発信に注意を払っていますか?
 〇 ルールの背景にある意味を理解していますか?
従業員は「現場を支える力」であると同時に、「組織の信頼を守る担い手」です。落とし穴を避け、日々の行動に責任を持つことで、組織は健全に成長していきます。

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