保険代理店の体制整備18

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保険代理店の体制整備シリーズも、18回になりました。本日は、上半期を終えて、振り返りを行うにあたり、今までの取組みや事業活動について、課題や不備がないか、という観点で、考えてみます。

年度初に決めた施策や取組みの進捗や、現状を把握したいが、なかなか的確に把握できないことも多いと思います。そこで、企業理念や経営理念に立ち返り、施策が理念に適っているか、理念を実現するための取組みになっているか、考えてみましょう。

施策や取組みの中には、ミクロな成果を求めるものや、全体感が薄いものがあるはずです。あったとしても、構いません。理念に照らした時、全体感として適切か否か、違和感を感じるものがないか、または進捗状況の確認結果が、経営理念に繋がる確認になっているか、などを考えることで、発生している事象や、異常値への関心や理解が深まります。

理念への振り返りが終わったら、次は、上半期に生じた異常値を振り返ります。異常値と言うと、大げさな表現ですが、通常の事業活動を行っていたら起こらないことや、契約訂正、短期間で解除となった契約、保険会社データにおける異常値、イレギュラーな対応を行った事象などを指します。

異常値は、保険代理店さんにとっては、募集リスクです。起こった背景、原因を掘り下げて分析し、対策を講じることで取組みが進化します。特に、人為的ミスは、その原因となった事象と、その前に起こっている事象、当事者の心情に寄り添って掘り下げると、解決策が見出せると思われます。

その上で、下半期取組みの継続可否を判断すると共に、追加施策や課題解決策を検討してください。その際、社長一人で考えるのではなく、参謀的なポジションの方や、事務方のトップなどを巻き込んで意見交換することを忘れないで下さい。

また、多数の出先拠点を抱える代理店さんの場合、拠点の責任者にも、同じ観点で振り返りを行うようにお話下さい。どういう背景、どういう目的で振り返りを行うのか、その為に必要な観点、経営理念のリマインドなど、ご自分の言葉で事前説明してください。

振り返り結果について、拠点ごとのバラつきは、品質面に影響しますので、適正・高品質・統一感という観点で、全店分を集約してください。その際、高品質な拠点の工夫を聞き出して、他の拠点の参考にできないかを考えてみます。

こうしてトップ自らが振り返り分析を行うことで、拠点訪問する際に論議する課題が決まるなど、次の展開に活用できます。出先拠点の振り返りが集約できたら、記録に残して、拠点長向けに公開します。拠点長の違和感がないことが確認できたら、全店へフィードバックを行う手順です。保険会社にも公開して、コメントを求めることも、進化する秘訣です。

少し面倒な作業もありますが、体制を整備する趣旨は、整備し続けるということです。振り返りに時間を要するのは仕方がないことです。関係者の合意を得るプロセスは、企画に参画している感があり、理解が深まります。お試しください。

弊社では、こういった各社の進め方や、外部からのご意見などについて、ご支援させていただいております。ご用命は、ホームページの「お問合せ」より、ご連絡ください。

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