SNS情報の信頼度

facebook application icon

SNSを使った投資詐欺事件が相次いで発生しています。事業家、経済評論家などの著名人の画像を無断転用して、投資のテクニックを教えると誘引し、指定口座に振込させる手口のようです。本日は、SNS情報の信頼度について、考えてみます。

冷静に考えれば、投資家や専門家、著名人が、自分の投資テクニックを不特定多数の人に教える訳がありません。署名人が実名で自分の画像を使って広告を出している時点で、怪しいと考える感応度がない人は、投資には不向きです。

しかし、実態は、著名人と勧誘言葉に騙されて、自分のお金を知らない企業や個人の口座に振り込んでしまい、気付いた時には回収できない状態に陥ります。

ネット事業者が、如何わしい広告主を洗い出し、広告掲載を行わせないような仕組みを作る、または広告の信頼度を計るアプリで、掲載時に判定を行う仕組みを運用するなど、排除する取組みを行う必要があります。

一方で、ネット広告には、うまい話には詐欺行為を誘引するものがあり、広告内容を鵜呑みにすると危険である旨、投資広告をクリックした閲覧者に注意喚起する画面へ遷移させることも有効かと思われます。

現代では、安全か否かの判断は、閲覧者自身に委ねられていること、常に新しい騙しの手法が出てくることを前提にして、SNSを見る必要があることなどを社会人向けに教育していくことも、必要かと思います。

このままネット事業者が対策を講じないと、被害者が増加して被害金額が大きくなることは、容易に想像できます。事業者の倫理観に任せることなく、監督官庁が実態を把握して、課題を見つけ出し、事業者への指導を行うことが最優先ではないでしょうか。

コメント