年末年始に向けたマネジメント

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コロナ第8波の影響で、忘年会の開催は難しいものの、少人数の飲食や年始の親族の集まり、年末年始の旅行、Go To Eatを活用した会食など、人に接する機会や酒席は、一定程度はあると思われます。本日は、年末年始に向けたコンプライアンス・マネジメントについて、お話します。

役職員がアクシデントに見舞われることは、組織のリスクです。人に接する機会が多く、酒席も多いこのシーズンには、注意喚起しておく必要があります。特に、ハラスメント、情報漏えい、ケガ、飲酒運転、コロナ感染対策は、今年も優先順位が高いと思われます。

上記を並列して、気を付けるように言っても、よほど理解力の高い方でない限り、何をどのように気を付ければ良いか、伝わりません。コンプライアンス・マネジメントでは、特に伝え方が大切なポイントです。

年末年始の生活は、いつも以上に自身に関わる各リスクが高まるということに共感できるか、各リスクが役職員の生活において、どのような時に起こり得るのか、避けるためには、どうすれば良いかと言う点をリスクごとに、具体的に説明することに尽きると思います。

コンプライアンス部門は、年始年末の生活における注意事項について、役職員それぞれに対して、誰から伝えると最も効果があるかを考えて、注意喚起情報の発信者を決めてください。役職員と企業を守る為の大切な情報ですから、複数の発信者による注意喚起が、より効果的だと思います。

私が社会人になった頃、年末年始の注意喚起事項は、飲み過ぎ注意、飲酒運転禁止だったと記憶しています。自分自身を律すれば、リスク回避が可能でした。ハラスメントは相手がどう感じるかという判断基準を腹落ちしておくこと、情報漏えいは避けられないアクシデントだが、アクシデントが起こりにくい環境を作ること、コロナ感染対策はワクチン接種、免疫力の強化する為の体調管理、周囲に人がいる場面でのマスク着用がポイントだそうです。

注意喚起もリーダーの役割です。年末年始に向けて、自社役職員に対して、注意喚起のメッセージを伝えましょう。

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