リスペクトする能力

a martial arts instructor bowing to a student

サッカー日本代表を見るまでもなく、スポーツの世界では、リスペクトする選手やチームが強くなる傾向にあります。本日は、リスペクトについて、企業や団体に置き換えて、考えてみます。

テレビやYouTubeにて、出演者同士が、呼び捨てする、我々が知らないニックネームで呼び合う、上下関係が分かる話しぶりをするのを観ると、とても不快に感じます。共演する以上は、平等であり、お互いをリスペクトすべきではないでしょうか。これもジェンダーです。

企業においても、社長・役員・管理職が、敬語で話している企業は、感じが良いです。新卒者が企業を選ぶ際にも、評価しているそうです。最近は、上司が年少者のケースも増えていますので、ビジネスでは社内外共に敬語を使うのが、スタンダードになりつつあります。

特に、企業経営者の皆様は、全ての活動がビジネスである以上、社内外を問わず、全て敬語で話すべきです。プライベートで同級生と会う時だけは構いませんが、そういう時ですら、企業経営者として見ている人がいることを忘れないでください。

その背景には、相手に対して常にリスペクトの気持ちを持ち続けられる人であることをアピールする効果があるからです。社内において、敬語を使っていない人の言動を観察してみると、リスペクトのない仕事ぶりが良く分かります。なぜなら、言動が雑になるからです。

社内で敬語が使われてない企業は、リスペクトの観点から見直しをお薦めします。敬語で会話すると、お互いをリスペクトするようになります。そうした人が増えると、組織の一体感がが強くなり、呼び捨てしないことで、心理的安定が生まれ、合わせてハラスメントが起きにくい環境になります。

以下の事例を参考にして、検討してみてください。役職名の呼称も、廃止すると良いでしょう。リスペクトの考え方は、礼に始まり礼に終わるという考え方に似ているからです。
本田圭佑は、年下の選手にも「さん」を付ける。キャビンアテンダントに対し高圧的な物言いしている乗客は見苦しい。サッカー日本代表は、ロッカールームの清掃人へ感謝の意を伝える。一流企業の社員は、出入り業者や宅急便配達人にも顧客と同じ待遇で接する。

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