東京ディズニーランドが、開業40周年を迎えるそうです。今年度は入園者数を抑えて、アトラクションの待ち時間を短くし、浮いた時間で食事や買い物に充てていただき、満足度を高める狙いがあるようです。運営しているオリエンタルランド社の経営理念は、以下のとおりです。
自由でみずみずしい発想を原動力に、すばらしい夢と感動、ひととしての喜び、そしてやすらぎを提供します。
東京ディズニーランドのイメージは、ディズニーのキャラクター、パレード、アトラクション、飲食の楽しさ、園内キャストの心遣いなどです。いずれも、すばらしい夢と感動、喜び、やすらぎを与えてくれます。本当でしょうか?
改札口を出ると、入場ゲートに並ぶ人の列が見えます。ゲートを抜けると、テーマパークらしい街並みを横目に、乗りたいアトラクションの待ち時間を確認。2時間待って、3分から5分味わいます。次のアトラクションへ移動は、待ち時間の少ない、子供たちが喜ぶアトラクションをマップを見ながら移動経路や時間を計算。お腹がすいたら、レストラン探し。近くになければ立ち売りしているお菓子で充足。レストランでも並びます。可愛い食事達をあっという間に平らげて、アトラクション探しの旅は続きます。パレードが近づくと、早めにより良い場所を確保。最後は、出口に向かって大渋滞。お土産選びも忙しく、楽しさと疲労感はマックスです。
該社は、こうした意見を把握したのでしょう。すばらしい夢と感動、喜びとやすらぎを提供するには、入園者数を減らすのが最適と判断したと思います。コロナ禍が幸いして、入園者数を減らして運営した場合の来園者アンケートの結果、満足度が高まったのだと推測します。
改札口を出たら、直ぐに入場できました。ゲートを抜けるとテーマパークの街並みをバックに写真撮影、アトラクションの順番も予定通りに回ることができて、待ち時間も20分程度、レストラン待ちもなく、ゆっくり食事ができて、パレード開始時間ギリギリまでアトラクションを楽しめます。お土産選びにも時間を使えて、楽しさの割には疲労感が少ない一日になりました。恐らくこんな感じでしょう。
どの企業も、なかなかこのような決断が直ぐにできる環境があるとは限りません。できるとすれば、小さくトライアルして、お客様の声や従業員のモチベーションなどを測ってみるしか、ありません。また、TDLへ行きたくなりました。



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