関東大震災から100年

woman sitting on luggage

9月1日で、関東大震災から100年になりました。国内各地で防災訓練や、非常持ち出し品の見直しを行っています。本日は、防災の日にちなんで、災害対策について、考えてみます。

思いつく災害の種類としては、地震、火災、水災、風災、土砂崩れ、日照り、爆発などです。一方で、災害の受け手は、家族、家屋、庭(菜園等)、動産(クルマ)、職場、通勤路などを想像します。

災害対策を考える際、まずは、非常用持ち出し品、非常用トイレ、非常用食品、水、避難所などを準備・確認することが必要です。災害の種類と受け手の両方を想定して、備品や情報を準備・確認すると、より現実的になります。

例えば、大規模地震が発生した場合、自身と家族はその時、どこにいるか、自宅にいる場合は、自宅に留まる、外へ非難する、避難所を目指す選択を想定します。自宅には、最低限生活に必要な備品を揃えておく、周囲の状況や各地の状況を把握する為の手段、近所との連携、外出している家族との連絡手段、外や避難所へ行く際には、外出している家族と合流するか否かなどです。

また、東日本大震災クラスを除けば、ライフラインの回復には7日間程度を要します。備品の量は、ライフライン回復まで必要ですが、それ以上の場合は、自治体や救助隊などに担ってもらうと割り切っておくこともあると思います。

ご自宅が過疎地区にある場合、自治体や救助隊の到着やライフラインの復旧には、時間を要すると考えて、少し多めに非常食や備品を調達するなど、エリアの特性を考慮することも大切です。道路が寸断された時は、クルマは電源取得の手段として使うなどと考えておくだけで、いざと言う時に役立ちます。

高齢者だけでお住まいになっている親族がいる場合は、災害時の連絡手段、非常食や水などの備品の確保が十分でないケースもあります。電気が止まった時にも、冷蔵庫内の食物を優先的に飲食するなど、ある程度教えておくと、いざと言う時に迷わないかと思われます。

想定しつつ、口に出して語り合っておくことが、非常時の備品の見直しや、避難の判断などにも有効に働くはずです。思いを巡らせることが、災害対策になると思います。

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