企業や組織などで行われる忘年会に、行きたくない主な年齢層は、50代が多いという報道を見ました。そこで本日は、忘年会の在り方について、コメントします。
前述の報道の中に、忘年会で意識することでは、次の飲み物を聞く、席順、上司にお酒を注ぐ、ご飯を取り分ける、新人・若手が幹事を率先、1杯目の飲み物を周りと合わせる、余興や面白い話題を用意する、喫煙可能な場所に、などでした。
そこで、忘年会で意識させないようにするには、飲み物はテーブルごとにタブレットで注文、席順はくじ引き、料理は個別に出るコース、支払は各自が機械精算、余興やスピーチは極力少な目、喫煙所があるお店などでしょうか。
忘年会を開催する目的って、何でしょうか。目的が社内や組織における懇親なら、ランチ会で構わないでしょう。目的が飲酒しつつ交流が少ない人との懇親なら、飲酒しなくともできないかを考えられそうです。また、交流が少ない人が特定できるのであれば、必要に応じて組織長が交流機会をセッティングすることで足ります。目的が1年間の慰労会であれば、支払が割り勘という違和感があります。
こうやって考え進めていると、忘年会は社内や組織内で開催しなくとも、大きな影響はないと考えられます。この報道では、行きたくない主な年齢層が50代という結果でした。昔ながらの忘年会を維持するには、それを知っている50代が主催すべきと考えているのでしょうか。50代イジメと言われそうです。
忘年会や新年会という季節性のある会よりも、目的性のある飲み会を設定する方が、昨今の時代背景には合っているかも知れません。例えば「交流の少ない人や他の業務を知ることで次の進路の参考情報にする会」「日頃聞けない意見や異なる世代と飲酒しながら対話する会」でしょうか。
気の合う仲間と少人数で飲みに行くというのが、一番気楽だし、お互いの近況を知ることができるので、年末年始はできるだけ社内飲み会が少ない方が良いと思っていた昔が、懐かしく感じました。社会常識の変化を体感する話題でした。



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