発言のてん末

man in blue denim vest holding microphone

大臣が、不適切な発言をしたことを契機に辞任した旨、報道がありました。コメを管轄する大臣がコメを購入したことがなく、支援者から送られるコメが家に売るほどあると発言したことが原因です。本日は、発言のてん末について、考えてみます。

まず、地位者や役職者が発言を行う際、気を付けるべき点について、考えてみます。一つは、事実と異なる事象を彷彿させる言葉を使わないことです。コメを購入したことがないという発言は、自分だけ特異、特別であると想像させます。想像させた事象が適切でなければ、それ以降の発言も悪意をもって理解してしまいます。

もう一つは、聞いている人々に対して、ウケる言葉を使わないことです。コメは家に売るほどあるという発言は、大げさな表現であると共に、使い方によっては笑いを誘うかも知れません。しかし、今回は国民が求めるコメが店頭に不足し、あった場合でも倍以上の値段になって、生活を脅かしているという事象に対して発言するには、ウケ狙いは不要でした。

要すれば、地位や役職を担う人は、虚偽と取られる恐れがある事象を語ったり、誇張表現による笑いを取ろうとしては、ならないと思います。なぜなら、当該地位や役職に似合わない、そぐわない、適していないと取られるからです。

社内や同業他社、お客様の前など、あらゆる場で発言する際には、上記の注意すべきポイントを思い出して、自分の成果や人徳を誇張する表現にならないように気を付けたいものです。とは言っても、気の緩みからそのような発言をしてしまうこともあるかも知れません。その際、誰かに指摘を受けますので、言い訳をせずに、不快に感じさせたことに対して、謝罪してください。

最近のプロ野球の選手は、その点につき、良く教育を受けていると感じます。試合が終わった直後にヒーローインタビューがありますが、その場で事実と異なる表現や自分を誇張し過ぎる発言は、ほぼありません。あらかじめ教育を受けていて、そういう機会になった時に、注意すべきポイントをその場で耳打ちしているのかも知れません。本日は、大臣による不適切な発言のてん末の報道につき、考えてみました。

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