動物との共生

brown monkey

最近、クマ、イノシシ、サル、シカなどの動物がに人々の住居近くまで迫って来て、人間に危害を加える事件が、多く報道されています。本日は、動物との共生について、コメントします。

飼育されている動物は、可愛らしい表情や仕草で和ませてくれます。しかし、野生動物は、人に依存しないので全く異なる個体です。野生動物は、自然環境で自立生活して繁殖しますが、飼育動物は人の管理下で生活し、繁殖も人の管理に依存します。

野生動物にとって、人間は他の動物と同じに見えているはずであり、自身に危害を与える可能性もある敵に見えています。自分より力の強い動物には向かっていかず、自分より小さな動物には近づきます。空腹時は目の前にある物を食べ、子供を育てている間は、他の動物から守り、危険を感じれば攻撃して相手を倒します。

年々、人間の活動範囲が拡がりと共に野生動物の住居範囲が狭まりました。更に地球温暖化や気候変動に伴い、野生動物が住んでいる山間部では、豪雨等により土砂崩れや地盤が緩むなど、生活環境が悪化しているようです。その結果、野生動物の住居地区には食べ物が少なくなり、人間の住居地区の近くまで活動して食べ物を探す必要が出てきました。野生動物にとっては、自助努力では解決できない環境変化です。

人間との接触の機会を増えたことで、野生動物が人に危害を加える事件が増加しました。特に生息地に近い地区は、地域ぐるみで侵入防止のフェンスの設置、ゴミの適正な管理により動物を引き寄せない工夫などを行い、動物との距離を保つ取組みをしていますが、野生動物の動きは把握できず、効果は限定的の模様です。

もはや、共生が成り立つ距離ではなく、接近接触を伴う距離にまで近づいています。野生動物を銃で殺すことには多少抵抗感はありますが、近隣の住民や家族を含めた自分の命が危険にさらされていることから、人間の命と引き換えに放置することはできません。

地区の猟銃会等への駆除費用の金額を上げるなど、都道府県や市町村は対策を講じています。しかし、最近では大都市圏の周辺にあるベッドタウンでも野生動物が出現して人に接触しかねない環境にあります。何よりも住民の命が狙われているので、野生動物対策、住民の命を守る施策を早急に講じることが、求められています。

私の実家のある埼玉県狭山市でも、シカやクマが国道や県道を走り回る姿が、報道されました。野生動物だからと言って、駅のホームに入らないとは限らず、ドアの開いた電車が停車していれば、野生動物が入り込むかも知れません。気付かずに電車が走り出したら・・・と考えると、危険は隣り合わせにあります。野生動物の排除は、喫緊の社会課題です。

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