従業員に伝えるべき年末年始のリスク

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年末年始は、飲み会・帰省・旅行など、普段よりも行動範囲が広がる時期です。 その一方で、気の緩みから生じるトラブルが最も増える時期でもあります。昨今は、従業員の私生活で起きた問題が、企業の信用に直結することは珍しくありません。管理職が事前に声をかけるだけで、事件やトラブルは大幅に減らせます。 本日は、年末年始に特に注意すべきリスクを整理してみます。

1.交通違反のリスク(取り締まり強化 × 信用リスク)
年末年始は、警察による交通取り締まりが強化される時期です。特に増えているのが、次のような“軽微に見える違反”です。
 〇 一時停止違反
 〇 歩行者優先違反
 〇 スピード違反
 〇 車線変更違反
「少しだけ」「急いでいた」という理由は通用しません。代理店は“信用商売”であるため、私生活の違反でも企業の信用問題に発展します。
さらに、忘年会・新年会で増えるのが飲酒運転です。飲酒運転は、免許停止、罰金、解雇、社会的信用の喪失 と、人生を大きく狂わせるリスクがあります。
「飲んだら絶対に運転しない」
これは、管理職が必ず伝えるべきメッセージです。

2.SNSトラブル(本人が思う以上に“特定される”時代)
SNSは、本文に企業名を書いていなくても、 個人名・プロフィール・写真・友人関係から簡単に特定される時代です。年末年始は、次のようなトラブルが増えます。
 〇 差別的・攻撃的な発言
 〇 酔った勢いでの投稿
 〇 店舗・施設での迷惑行為の動画
 〇 他者の写真を無断で投稿
 〇 誤情報の拡散
「会社名を書いていないから大丈夫」「鍵アカだから見られない」「友達だけのつもりだった」これらは、すべて“誤解”です。SNSの炎上は、個人の問題では終わらず、企業の信用問題に発展することがあります。代理店は特に、「従業員教育が不十分なのでは」という評価につながりやすいため、注意が必要です。

3.飲酒・ハラスメント・金銭トラブル(年末年始の定番リスク)
(1)飲酒によるトラブル
 〇 暴言・暴力
 〇 器物損壊
 〇 記憶が曖昧なままのトラブル
 〇 迷惑行為の動画を撮られる
 飲酒は、判断力を大きく低下させます。
(2)ハラスメント
 〇 飲み会の場で起きやすい
 〇 「冗談のつもり」が通用しない
 〇 相手が不快に感じた時点で成立する
年末年始は、普段よりも“距離感”が崩れやすい時期です。
(3)金銭トラブル
 〇 賭け事
 〇 違法な副業
 〇 詐欺被害(特に年末は増加)
「年末だから」「お金が必要だから」という理由で、普段ならしない行動に手を出すケースがあります。

4.管理職が“事前に伝えるべきポイント”
管理職の一言で、従業員の行動は大きく変わります。次のポイントを、年末前に必ず伝えておきたいところです。
 〇 問題が起きたら、隠さずすぐ報告する
 〇 私生活の行動も企業の信用につながる
 〇 SNSは、企業名を書かなくても特定される
 〇 飲酒運転は絶対にしない
 〇 交通違反は“信用リスク”として扱う
 〇 年末年始は気が緩みやすいので、いつも以上に注意する
 〇 困ったときは、早めに相談する
管理職の役割は、従業員を“縛る”ことではなく、トラブルから守ることです。

<まとめ>
年末年始は、普段よりもリスクが高まる時期です。最近は、従業員の私生活で起きた問題が、企業の信用に直結するケースが増えています。
 〇 交通違反
 〇 SNSトラブル
 〇 飲酒・ハラスメント
 〇 金銭トラブル
これらはすべて、事前の声かけで防げるリスクです。管理職が「気をつけてくださいね」と一言伝えるだけで、 組織のリスクは大きく減ります。年末年始を安全に過ごすためにも、難しく考えずに、ぜひ声をかけてみてください。

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