猛暑対策

積乱雲の発達により、全国各地で猛暑が続いています。外出時はもちろん、自宅や会社事務所にいても、危険な暑さに襲われています。本日は、猛暑が続いた時、どのようなリスクが顕在化するか、何に気を付けたら良いかについて、考えてみます。

猛暑が続いた時、企業活動には新たなリスクが生じます。具体的には、従業員の体調が崩れることによる事業活動の制限または停止のリスクがあります。特に、外出を伴う活動や製造工場であれば、水分補給と休憩のコントロールが大切です。年齢が高くなるに従い、暑さを感じにくくなることから、対策を従業員本人任せにしないで、社内放送や上司からのメッセージなどを活用して、水分補給と休憩を推奨して、従業員の体調を管理していくことです。休憩や交代勤務の頻度を増やすなどの対策も有効です。

在宅勤務をしている場合にも、自宅だから大丈夫と過信することなく、水分補給や、歩行などで体を動かす休憩などを強く推奨すると良いと思います。在宅勤務は、意外と体調の異変に気付く機会が少ないことから、そのような少しお節介な対応が、有効となります。社内に飲料水の自動販売機を設置している企業は、商品の補充ができているかを確認することも、対策の一つです。

猛暑では、神経が高ぶったり、イライラすることもあります。管理職が、部下や下請け業者に対し、ハラスメント行為に至る可能性があることも忘れずに、事前に注意喚起することで、事前回避しましょう。総じて申し上げると、企業が気を付けるべき猛暑対策のポイントは、「寛容さ」と「情宣」に尽きます。コンプライアンス経営を掲げる企業であれば、猛暑リスクを把握して対策を講じて下さい。

猛暑が続きますが、皆様もお身体にお気を付けいただき、適度な休憩と水分補給、加えて従業員や取引先に対する寛容さを忘れずに、対策として心がけましょう。