コロナ禍のお陰で、大企業を中心にテレワークが拡がりました。しかし、5類へ移行後、出勤体制に戻す企業が多くなったそうです。本日は、猛暑の今こそテレワークの活用について、考えてみます。
コロナ禍でテレワークを促進した理由は、感染予防、従業員の健康管理でした。猛暑日が続く中、徒歩、バス、通勤電車で出勤することで、体調を崩したり、熱中症になる方がいます。車で通勤する方も、乗り降りの温度差が原因で、気分が悪くなる場合があります。
猛暑の今こそ、テレワークの活用について、見直してみては、いかがでしょうか。営業部門が外出する場合、テレワークを併用して、直行直帰にすることで、日中に外にいる時間を短縮できます。管理部門は、社内は極力メールや会話アプリを使い、社外とのやり取りはメール中心にするなど、工夫することで、業務時間を短縮すると共に、時間を創出していきます。創出した時間は、新たな業務、残業時間の削減、能力開発、個人の自由時間などに充てます。
マネージャーは会議が多いです。オンライン会議なら、連続する会議にも移動時間を考慮せずに参加できます。意思疎通が足りないなら、電話機能アプリで直接本人とやり取りも可能です。理論上は、業務効率が上がります。下がると主張するマネージャーがいれば、オンラインツールの使い方に課題があると考え、上手な活用方法を共有することで、解決してもらいます。
テレワークを促進する為には、オンライン会議、メール、メッセージ機能アプリ、電話機能アプリなどのツールの使いこなしが、ポイントです。テレワークの日に残業が多くなりがちな人には、時間配分や悩みを聞き出して、個別に指導していくことで、解決することが、マネージャーの業務になります。
テレワークにより変わるのは、従業員ではなく、マネージャーです。従業員は、相手が面前にいる場合と、画面越しにいる場合の違いですが、マネジメントは、部下の業務効率を落とさずに、社内外との連携を促進し、売上や効率を高めていくことで、最大限の結果と業務効率を求めることになります。
猛暑をきっかけにして、テレワークの進化を図り、生産性向上に寄与していくように、リードしていきましょう。また、テレワークを推進すると、接待費用が削減される傾向があるようです。自宅から夕方に外出するのには、家庭のハードルも上がります。推測の域を出ませんが、自宅の「外圧」も多少は影響しているかも知れません。



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